FC東京、女子チーム発足へ スフィーダ世田谷と統合…女子でも因縁“東京ダービー”実現目指す

統合を発表したFC東京・川岸社長(左)とスフィーダ世田谷FC稲田理事長【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
統合を発表したFC東京・川岸社長(左)とスフィーダ世田谷FC稲田理事長【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

プロ化へはハードルも

 J1リーグ・FC東京となでしこリーグ1部スフィーダ世田谷FCは2月25日、都内で会見を行い、2027年シーズンから統合することで基本合意したと発表した。スフィーダ世田谷は27年から「FC東京スフィーダ」に改称。今後のチーム運営について詳細を両クラブで詰めて、27年シーズンのなでしこリーグに引き続き参戦するために調整していく。将来的なプロ化、WEリーグ参入を目標とし、男子でも“因縁”とされる日テレ・東京ヴェルディベレーザとの“東京ダービー”実現を目指す。

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 統合においては4つのビジョンを持つ。

1、東京において、男子女子を通じて圧倒的なNo.1クラブになること。
 それぞれのトップチーム
2、女子サッカーの競技力、育成、事業基盤を一体的に強化し、なでしこリーグで1部優勝し、日本一を目指すこと。
3、将来的なWEリーグ参入を見据えたクラブづくりを進めること。
4、ホームタウン活動や社会連携活動の推進。

 昨年7月31日、FC東京の川岸滋也社長からスフィーダの稲田能彦理事長へ声をかけたことからプロジェクトはスタート。川岸社長は「FC東京としては女子サッカーへの取り組みがなかなか進んでいないことに大きな課題を持っていた」といい、「調布市の隣は世田谷区。私たちも世田谷区で活動してきた。活動エリアも重なってくるということもあって、私の方から思い切って一緒にやりませんかと提案させてもらった」と、説明した。独自で立ち上げるプランもあったが、トップチームからアカデミーまでの組織づくりを考慮し「一番実現が早そうだ」と統合に至った。

 現状、スフィーダが所有する練習場を使用予定。稲田理事長は現場に伝えた際に「急に言われてびっくりしたところもあったと思う」と反応を明かした。

 大きなハードルはプロ化。WEリーグへの参入に向けてスフィーダにはホームタウンのスタジアム問題が浮上し、特例で西が丘等を使用している。資金の壁にもぶち当たり、統合したことで可能性が広がった。現状WEリーグ側が新規クラブの参入を認めていないことから、将来的にはなるが、プロ化も目指していく。

 WEリーグ入りした際には、女子でも“東京ダービー”が実現する。川岸社長は「男子Jリーグにおいては、味の素スタジアムで、ヴェルディさんとの試合がある。ベレーザさんとの試合をやることで、東京もしくは女子サッカー界、色んな方に盛り上がってもらえるようなカードを作っていきたい。これは私達だからこそ実現させましょうと言えることなのかなというふうに思います」。味スタでの新たな白熱ダービーが行われる可能性も出てきた。

 スフィーダのユニフォームも“FC東京カラー”に変更する見込み。稲田理事長は「サプライヤーとの話もあるし、これから決めていく」としながらも「基本的にはFC東京の色でやっていくと考えている」と変更の意向を口にした。

 この日ゲスト登壇した元なでしこジャパン(日本女子代表)でなでしこリーグ海堀あゆみ理事長は「新しい流れ。この統合から生まれるものが絶対あると思う」と期待した。女子サッカーの新たな未来へ大きな1歩となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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