W杯で”時間稼ぎ防止”ルール追加か APT増加へさらなる改正…海外報道「権限が与えられる」

国際サッカー連盟(FIFA)とサッカーのルールを制定する国際サッカー評議会(IFAB)は、6月開幕の北中米共催ワールドカップ(W杯)から、試合中に時間の浪費を防ぐための秒数制限をセットプレーや負傷者の治療まで拡大する見込みだと、スポーツ専門局「ESPN」が報じた。

時間稼ぎ防止ルールが追加か(写真はイメージです)【写真:ロイター】
時間稼ぎ防止ルールが追加か(写真はイメージです)【写真:ロイター】

セットプレーなどで秒数制限の可能性

 国際サッカー連盟(FIFA)とサッカーのルールを制定する国際サッカー評議会(IFAB)は、6月開幕の北中米共催ワールドカップ(W杯)から、試合中に時間の浪費を防ぐための秒数制限をセットプレーや負傷者の治療まで拡大する見込みだと、スポーツ専門局「ESPN」が報じた。

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 昨年6月に開幕したクラブ・ワールドカップ(W杯)から、GKがボールを手で確保して次のプレーに移行できると判断されたタイミングから、8秒以内にボールを放さなければならないというルールが加えられた。このルールを成功と捉えたFIFAとIFABは、さらなるルール改正を行う予定だという。2月28日に行われる年次総会で承認される予定のルールには、時間制限が多く設定される見込みだとされた。

 スローインとゴールキックの際、主審には「意図的な再開の遅延があると判断した場合、笛を吹き合図を示した後、手で5秒のカウントダウンを開始する権限が与えられる」見込みだという。これに違反するとスローインは相手ボールになり、ゴールキックは相手のコーナーキックになる見込みだとされた。

 さらに、IFABは選手交代にも10秒の制限時間を設けることが検討されているという。これを超過した場合は交代選手が入れずにプレーが再開され、少なくとも1分間は1人少ない状態でのプレーが強いられることになるようだ。選手交代に関して競技規則では「主審の承認を得て、境界線の最も近い地点から競技のフィールドを離れなければならない」とされているが、実際のところは有名無実化している。

 また、負傷によりプレーが中断された場合、その選手はプレーに復帰するまで少なくとも1分間はピッチ外に留まらなければいけないというルールも導入する見込みだという。これらは、試合のスコアや大会の状況から「時間稼ぎ」が行われやすいタイミングであり、それらを防ぐために一定の効果が期待できるものになりそうだ。

 一方で、GKの負傷は変更対象外となる見込みだが、IFABは将来的にGKの負傷時はフィールドプレーヤーが交代する規則を定める可能性があるという。それは、チームがGKに関するルールを悪用し、試合を中断させて戦術ミーティングなどを行うケースが懸念されているためとのことだ。

 他にも、W杯ではビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が「迅速に修正が可能な場合」のコーナーキックかどうかの判定、2枚目のイエローカードによる退場処分が明白な判定ミスの場合にも介入する権限が与えられる見込みだという。ただし、素早くコーナーキックが行われて確認が完了しなかった場合は、遡って判定を変更するのは認めない方針とのことだ。

 アディショナルタイム計測の厳格化も含め、全体的にアクチュアル・プレーイングタイム(実際のプレー時間)を長くする方向にサッカーは進もうとしている。これらのルール変更は、リードを守り切ろうとするチームには逆風となる可能性が高い。また、選手の体力的な負荷も高めることになり、試合終盤のスリリングな展開を増やすかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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