CL決勝観戦のトリノで600人負傷の大惨事 爆発音で大パニック「完全なカオス状態だった」

約3万人がトリノ市内のサン・カルロ広場でCLをパブリック観戦、試合中の爆発音で混乱

 ユベントスのサポーターは3日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝レアル・マドリード戦でトリノ市内のサン・カルロ広場に集結。約3万人がファンゾーンの巨大スクリーン前でパブリック観戦していた。だが、巨大な爆発音が鳴り響きとパニック状態に陥った。テロの恐怖から出口に殺到したことで、7歳児が重体となり、現時点で600人の負傷者を出す大惨事となった。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」などが一斉に報じている。

 1995年シーズン以来のCL優勝を願うユーベサポーターのファンゾーンは悲劇の舞台と化した。

 事件は現地時間午後10時15分に起きた。レアルが3-1とリードを広げた試合中に炸裂音が鳴り響いた。

「少年が『爆弾だ』と言いながら花火を炸裂させた。次の瞬間には自分は地面に倒されていた」

 現場に居合わせた被害者がこう証言した。誰もが自爆テロ事件を思い恐怖したという。悪質ないたずらが3万人のパニックを引き起こしたという。駐車場に向かう階段で将棋倒しが起きた。現時点で負傷者は600人に及んでいるという。負傷者の数はまだまだ増える危険性も高まっている。

 

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