シュツットガルト浅野、2部優勝も悔しさ露わ 26試合4得点4アシストに「満足していない」

最終節に4-1と快勝、チームは2部優勝と1部復帰 浅野は思いをブログに綴る

 日本代表FW浅野拓磨の所属するシュツットガルトは現地時間21日のリーグ最終節ヴュルツブルガー・キッカーズ戦に4-1で快勝し、2部優勝で1部復帰を決めた。アーセナルから期限付き移籍で加入して浅野は試合後にブログを更新。「結果には滿足していないです」と今季を総括し、「引き続き頑張ります」と来季に向けた意気込みも綴っている。

 シュツットガルトは前節、勝てば文句なしで昇格決定という2位ハノーバーとの直接対決に0-1で敗戦。優勝と昇格争いの行方が最終節までもつれ込んでいた。それでも、迎えた本拠地での最終節はエースのFWシモン・テロッデの2得点などで大勝。2部優勝を決めて1年での1部復帰を確定させると、スタジアムではピッチ上に観客もなだれ込んで選手とともに喜びを分かち合うお祭り騒ぎとなった。

 2部優勝のチームの中で浅野はリーグ戦26試合出場(先発21試合)で4得点4アシストという成績を残した。ストライカーとしてではなく、主にウインガーとして起用された。しかし、チームが大接戦の優勝争いを繰り広げるなかで最終節を含むラスト3試合は全て出番なしという悔いの残るシーズンの締めくくりとなった。本人にとっても100点満点と呼べるシーズンではなかったようだ。

「優勝。」と題された最新のブログ記事では「ブンデス2部リーグ優勝しました!」と日本のファンとサポーターに向けて、嬉しいタイトル獲得を報告。「自分の今年の結果には決して満足はしていないですが」と前置きしたうえで、「皆さんのサポートもあり昇格&優勝することができたと思います! ありがとうございました!!」と感謝のメッセージを綴った。

 昨夏にサンフレッチェ広島から英名門アーセナルへ移籍。その後、経験を積むために早速シュツットガルトへ期限付き移籍で加入していた。来季以降の去就についてはいまだ不透明だが、浅野は「引き続き頑張ります!!」と来季に向けた意気込みをブログで表明していた。

 “ジャガー”の愛称やゴール後のジャガーポーズもおなじみとなってきた浅野だが、来季は一体どこのクラブでプレーすることになるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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