韓国代表が「最悪のシナリオを回避」 W杯ポット2争い…11月の結果次第で転落「まだ安心できない」

FIFAランク22位浮上はオーストリアの幸運な敗戦が後押し
サッカー韓国代表は、10月に発表される最新のFIFAランキングで順位を上げ、2026年北中米ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選におけるポット2の座をひとまず守り抜いた。韓国メディア「スターニュースは」は、10月の国際Aマッチ期間で「最悪のシナリオを回避」と報じている。
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ホン・ミョンボ監督率いる韓国は、10日に行われたブラジル戦で0-5と大敗を喫したものの、14日のパラグアイ戦では2-0で勝利。ブラジル戦の敗北でFIFAランキングポイントを3.44失ったが、パラグアイ戦の勝利で4.17ポイントを獲得し、差し引きでわずかなポイントを上積みした。
ランキング上昇の直接的な要因は、これまで韓国より上位の22位だったオーストリアがW杯欧州予選でルーマニアに0-1で敗れたことだった。親善試合ではないW杯予選での敗戦は比重が大きく、オーストリアは大量のポイントを失い24位へ後退。これにより、韓国が22位へ浮上する形となった。
韓国にとってFIFAランキング22位は、昨年10月以来1年ぶりの順位となる。アジア内では日本(19位)、イラン(21位)に次ぐ3番手を維持する見込みだ。僅差で韓国を追っていたエクアドルやオーストラリアもポイントを大きく伸ばせず、韓国はポット2を争うライバルの中で最高位を維持した。
北中米W杯本大会の抽選会は、出場48か国を12チームずつ4つのポットに分けて行われる。ポット2に入れば、ポット1の強豪国と同組になるものの、ポット2の難敵との対戦を避けられるため、決勝トーナメント進出の可能性が高まる。
しかし、現状は楽観視できない。W杯のポット分けで参照されるのは10月ではなく、11月の最終ランキングであるためだ。韓国と、ポット3降格圏にいるオーストラリアとのポイント差はわずか10ポイントしかなく、1試合の結果で順位が入れ替わる可能性がある。
さらに韓国は11月、格下のボリビア(77位)やガーナ(75位)との親善試合を予定している。ランキング下位のチームとの対戦は、勝利しても得られるポイントが少なく、引き分けや敗戦の場合は大量のポイントを失うリスクを伴うため、「まだ安心はできない」状況だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















