J2磐田、新監督に地元出身の安間貴義氏 ハッチンソン氏解任で…甲府、FC東京など指揮

FC東京などを指揮した安間貴義氏【写真:アフロ】
FC東京などを指揮した安間貴義氏【写真:アフロ】

今季から磐田U-18を指導「昇格はあきらめるべきではない目標です」

 ジュビロ磐田は9月29日、安間貴義氏が新監督に就任すると発表した。1年でのJ1復帰を狙うなか、昇格プレーオフ圏外に沈んでいることを受け、ジョン・ハッチンソン監督を解任。今季からU-18の監督を務めていた同氏が後任となる。

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 56歳の安間氏は、静岡・浜松市出身。浜松商業高校、駒澤大学を経て、本田技研(現Honda FC)で活躍した。現役引退後はヴァンフォーレ甲府、カターレ富山、FC東京、FC岐阜などを指揮。今季から地元・磐田のU-18を指導していた。

 安間新監督のコメントは以下の通り。

「この度、ジュビロ磐田の監督に就任することになり、身の引き締まる想いです。指導者として土台作りをしていただいたクラブで指揮を執る機会をいただけたことに、心より感謝しております。

これまで自分の居場所で自分の仕事に集中してきましたが、これからはクラブ全体として成果を上げることが重要だと考えています。最終目標は昇格です。残り7試合、一戦一戦に全力で挑み、全員の力と知恵を結集して勝利を積み重ねてまいります。

私は、U-18でのチームビルディングを通じて、限られた環境の中でも成長と成果を積み重ねる経験をしてきました。選手たちは挑戦を重ね、プロ契約や登録、大学進学を勝ち取ってきました。これは私が信じる『行動による成長』の証です。トップチームでもその姿勢を貫き、選手一人ひとりが自ら考え、挑戦できる環境を作っていきます。

ジュビロ磐田というクラブの誇りと目標を胸に、選手・スタッフ・クラブが一丸となって戦い抜くことで、昇格という結果を掴み取ると信じています。トップチームとアカデミーが一体となることこそ、クラブの強さに繋がります。勝利と成長を追求し、挑戦し続けます。

サッカーは夢を与えるスポーツであると同時に、支えてくださる方々に「良い感情」を届けるものだと信じています。スタジアムに足を運んでくださるパートナーの皆さま、ファン・サポーターの皆さまと共に喜びを分かち合えるよう、私は勝負にこだわり続けます。その過程には勝利の歓びだけでなく、時に厳しさやもどかしさも伴います。それもまたサッカーの魅力であり、私たちが共に感じ、乗り越えるべきものだと考えています。

昇格はあきらめるべきではない目標です。覚悟を持ってこの挑戦に臨みます。これからも、クラブと共に挑戦し続け、ジュビロ磐田のために全力で戦います。皆さまの変わらぬご支援・ご声援をお願い申し上げます」

(FOOTBALL ZONE編集部)



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