シメオネ監督がアトレチコ7季目へ続投示唆 エースの今夏去就にも影響か

来季開幕前のアウディ・カップ記者会見に出席 「我々はドイツの地で相まみえる」

 アトレチコ・マドリードを率いる闘将ディエゴ・シメオネ監督が、来シーズンも同クラブを率いる意思を明確にしたようだ。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 シメオネ監督は現地時間12日に行われた、来シーズン開幕前にミュンヘンで行われる「アウディ・カップ」の記者会見に“3Dホログラム”で出席。同大会を戦うバイエルンのカルロ・アンチェロッティ監督、リバプールのユルゲン・クロップ監督とともに言葉を交換しあった。

 シメオネ監督は母国アルゼンチン代表の新指揮官候補の筆頭に挙げられるなど、引き抜きの噂は絶えない。またクラブとの契約期間を短縮したとの報道も流れるなど、アトレチコファンにとっては気が気でならない状況となっている。しかし本人は、今回の会見で以下のように話している。

「我々はここでおしゃべりをしているから、すべてのことを知っているだろう。我々はお互い、ドイツの地で相まみえるはずだ」

 シメオネ監督はこのように語り、2017-18シーズンの続投を認めている。アトレチコは先日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝で同都市の宿敵レアル・マドリードの軍門に降ったものの、2年連続のベスト4進出。また2012年1月に発足したシメオネ体制で1度のリーガ制覇、2度のCL決勝進出とチームは6シーズンの間に、欧州強豪の一角に成長した。エースFWアントワーヌ・グリーズマンら主力の去就にも影響してくるだろう闘将の残留宣言は、アトレチコにとって何よりも大きい”補強”なのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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