長友佑都「レギュラーを奪取するフェーズ」 “盛り上げ役”は「終了」…全盛期復活で5度目W杯へ

長友佑都がスタメン奪取に向けた熱い思いを話した【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
長友佑都がスタメン奪取に向けた熱い思いを話した【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

米遠征の練習初日で熱い思いを語った「最高の状態の自分を見せられる」

 森保一監督率いる日本代表は現地時間9月1日、米国カリフォルニア州バークリーで国際親善試合メキシコ戦(同6日)に向けた練習をスタートさせた。5大会連続となる北中米ワールドカップ(W杯)出場を目指すDF長友佑都は、残り9か月で「レギュラーを奪取するフェーズに入った」とギアを上げる。

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 アメリカ西海岸のオークランド。湿度は低く、カラッとした気候で長友はの目は燃えていた。約30分間のトレーニングで見せたのは”ただの闘志”ではない。確かな自信と冷静さ、たぎる思い……複雑に交差する感情を自身5度目となるW杯開催地の芝にぶつけた。

「もう(W杯へ)行ったイメージもちゃんとしてるから。なので、ここに来ては気候がいいなと思ったぐらい。あとは自分の実力をしっかりと出す。今の状態なら代表でしっかりとプレーできる、と自信持って言えるコンディションに戻ってきたなと思いますね。自分の中ではもう全盛期の自分、インテル時代の自分に戻すというところで取り組んでいるんで徐々には戻って来ていますし、あと1段、2段上げれば最高の状態の自分を見せられるなと思います」

 自らの「全盛期」と語るインテル時代まであと1歩。「7割ぐらいですかね。自分の感覚では3か月以内にはそのぐらいの状態に持っていけると思います」。2011年冬にイタリアの強豪インテルへ電撃レンタル移籍が決定。すぐさま結果を残して翌シーズンには5年契約を締結した。国内にとどまらずUEFAチャンピオンズリーグなど、ビッグクラブでの活躍の数々は今もなお語り継がれる。移籍当初は24歳。自らのチームとW杯から逆算してコンディションを整える。

「整え方、上げ方、メンタルの持っていき方は5回目になるのでわかっている。今月で39歳になるけど、多分39歳レベルの負荷ではないと言われる。僕の中で細胞たちがやけにはしゃいでいるので。裏で盛り上げるとかそのフェーズは自分の中では終わり、終了ですね。ここからはレギュラーを奪取するフェーズに」

 2024年3月に代表復帰してから12試合連続でベンチ外。7月のE-1選手権でメンバー入りを果たすと第2戦の中国戦で950日ぶりの代表ピッチに戻ってきた。そこから、FC東京へ戻って4試合連続フル出場。帰還直後の浦和レッズ戦で2アシストを記録するなど、周りが納得するハイパフォーマンスを維持してきた。だからこそ、今ここで1つギアを上げる。

 メキシコ戦を指揮するのは2015年から約半年、日本代表の監督を務めたハビエル・アギーレ氏。再会を前に「長友がまだこれだけ動けるのかと言うところを目の前でしっかりと見せたい。証明したい」と頷いた。5度目の世界舞台へーー。力でその座を奪いに行く。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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