23歳日本人が欧州で「前半の主役になった」 敗戦も現地高評価…失点は「できることない」

パルマの鈴木彩艶【写真:ロイター】
パルマの鈴木彩艶【写真:ロイター】

パルマはユベントスに0-2敗戦も鈴木彩艶は好プレー

 イタリア・セリエAのパルマに所属の日本代表GK鈴木彩艶は、現地時間8月24日にリーグ開幕戦となった強豪ユベントス戦にフル出場。敵地で0-2の完敗を喫するも、ファインセーブを見せた鈴木にはイタリアメディアから「彼からゴールを奪うには何か特別なことが必要」と絶賛された。

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 イタリアで2シーズン目となる鈴木は、自陣にかなり押し込まれる展開の中で奮闘した。前半13分には、クロスからフリーでFWチコ・コンセイソンが放ったヘディングシュートに反応。叩きつけられたボールが頭上を越える軌道の難しいシュートに、全力で体を伸ばして右手で弾き出した。

 その後もFWケナン・ユルディズらの強力攻撃陣を相手に奮闘した鈴木だったが、後半14分に至近距離でラストパスをFWジョナサン・デイビッドに合わせられて遂に失点。相手が退場者を出した直後の後半39分には、前掛かりになったところをカウンターで裏返され、ユルディズと1対1の状態からフリーのFWドゥサン・ブラホビッチへ冷静なラストパスを出されて万事休した。

 それでもイタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では「6点」と採点された。専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」でも「6点」とされたうえで「コンセイソンとの対峙で前半の主役になった。あらゆる場面で存在感を発揮した。失点場面にできることはない」と、称賛された。

 また、パルマ専門のニュースサイト「パルマ・ライブ」は2失点での敗戦ながらチームトップタイの「6.5点」として、「彼からゴールを奪うには何か特別なことが必要だと証明した。彼がゴールを許したのは、2メートルからタップインされたシュートだけだ」と、絶賛していた。

 昨季は残留争いで踏みとどまったチームの中で加入1年目ながら存在感を発揮した。今季の開幕戦は強豪相手に敗戦スタートとなったものの、自身のパフォーマンスとしては好スタートを切ったと言えそうだ。

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