物議を醸すフッキの中国人コーチ暴行疑惑 本人は完全否定も、対戦相手が提訴する可能性浮上

「中国人を軽蔑している」と敵将は激怒

 上海上港のブラジル代表FWフッキには現在、試合中に対戦相手のコーチを殴りつけた疑惑が持ち上がっている。貴州智誠が被害を訴える一方、上海上港は暴行を完全否定するなど、両チームの意見が食い違いを見せているが、当事者であるフッキがこの一連の騒動に口を開いた。米スポーツ専門テレビ局「FOXスポーツ」のアジア版や、英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」などが報じている。

 上海上港は6日、中国スーパーリーグ第8節で貴州智誠と対戦し、3-0と快勝。フッキはこの試合で2ゴールを決める活躍を披露した。一方で、この試合のハーフタイムで起きたとされるフッキの暴行騒動に、大きな注目が寄せられている。

 3点リードで前半を折り返した際、ロッカールームに戻る帰路でフッキが貴州智誠のアシスタントコーチのユイ・ミョウ氏を口論の末に殴りつけたとリ・ビン監督は主張しており、「助っ人外国人は中国サッカーの発展のために、この国に呼ばれているわけだが、どんなに良いプレーをしようが、中国人を軽蔑することは許されない。我々のコーチ陣にしたようなことだ」と怒りを露わにしていた。

 対する上海上港サイドはクラブ公式サイトを通じて、「フッキが貴州智誠のアシスタントコーチを殴ったという主張は真実ではない」との声明を出し、この暴行騒動を真っ向から否定。「リ・ビンとユイ・ミョウの発言は不適切なものだ。彼らは、助っ人外国人と中国人の間に亀裂を生み出そうとしており、それが我々の印象に悪影響をもたらす」と指摘している。

 両者の意見が真っ向から対立するなか、当事者であるフッキがこの騒動について口を開いた。

 

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