「中国人に好印象と敬意がある」

「残念なことに、彼らは私のイメージを悪化させようとしている。対戦相手のコーチは僕が暴行に及んだとして非難している。彼は一体どこで僕を見たんだ？　僕は一切暴力を振るってはいない。僕の良心に誓ってはっきりとさせてもらう。神様はちゃんと分かっている。僕は最も愛しているものに取り組みたいだけ。それが、フットボールだ」

　フッキは一連の騒動を事実無根と強調。さらに「僕は中国で本当に幸せなんだよ。全ての中国人に好印象と敬意を持っているつもりだ」と、敵将の指摘した中国人への軽蔑的な態度も真っ向から否定した。

　しかし、貴州智誠は一貫して被害を主張しており、「我々は、より高い権威の下でこの一件を真剣に進めていくつもりだ」と、提訴する構えを見せている。両者が正反対な主張を訴えているだけに、騒動は今後さらにヒートアップするかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images