仏史上最年少の大統領マクロン氏、スペイン紙が「サッカー選手」としてのキャリアに注目
アマチュアサッカー選手時代 「彼はいつも『右』を抑えることに熱心だった」
現地時間7日に行われたフランス大統領選は、中道系の独立候補のエマニュエル・マクロン氏が、マリーヌ・ルベン氏との決選投票に勝利し、当選を確実とした。極右政党「国民戦線」の代表格であるルベン氏に勝利してフランス史上最年少の大統領となるが、スペイン紙「AS」によると、サッカーでも「右」を抑える役割をこなしていたのだという。
SNS上のトレンドとなっているのはマクロン氏の人となりを紹介するツイートの数々で、その中にはマクロン氏の顔写真が入った、ある一枚の証明書がアップロードされている。投稿者は「フランス大統領となったエマニュエル・マクロン氏のアマチュアサッカー選手時代の記憶だ」と記し、それがマクロン氏のフランスサッカー協会の印字が入った選手登録証だとしている。
これを受けて同紙はマクロン氏の“サッカー選手“としてのキャリアを紹介。「2006-07シーズン、マクロンはパリにある地域リーグのチーム『l’ENA』の左サイドバックとしてプレーしていた。つまり、彼はいつも『右』を抑えることに熱心だったのだ」と極右の代表格として大統領選を戦ったルベン氏に引っかけて伝えている。
この後マクロン氏は政治の世界に進んだこともあり、2007年限りでサッカー選手としてのキャリアを終えたとしている。ただ同紙は「もしレ・ブルー(フランス代表の愛称)が、パリ・サンジェルマンのライヴィン・クルザワを欠いて左サイドバックを必要としているなら、知っておいて損はないだろう」とジョークも飛ばしている。
史上最年少でフランス大統領となるマクロン氏は今後、サッカー好きという面でも注目を集めるかもしれない。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images