森保監督が移籍志願の中村敬斗に言及「ピッチでのプレー見たい」 9月の米国遠征は招集見送り示唆

浦和と名古屋の試合を視察した
日本代表の森保一監督は8月16日、J1リーグ第26節、浦和レッズと名古屋グランパスの試合を視察した。試合後に取材に応じた指揮官は、チーム練習に合流していないフランス2部スタッド・ランス所属のMF中村敬斗について「我々が口を挟むところではないかなとは思います」と話した。9月の米国遠征のメンバーについて「プレーしている選手を優先に選んでいくべきかなと思います」と話した。
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
昨季の結果で2部降格となったランスに所属の中村は、移籍を志願しながらここまで実現しておらず、チーム練習に合流していない。森保監督は「過程ということにおいては、それは本人や代理人の意向で動いていると思いますし、そこは我々が口を挟むところではないかなと思います。しかしながら、1人の選手としてクラブでピッチに立ってプレーしているところを、怪我でなければ、体調不良でなければ見たいなという思いです」と話した。
今後、日本代表は9月に米国遠征を行い、メキシコ代表、アメリカ代表と国際親善試合を行う。移籍市場の最終盤の時期にあたり、招集に影響が出る可能性もある。指揮官は「初めての移籍であったり、招集することで移籍できない状況になったり、なるかもしれないという時には配慮したり、そこは個別に見て判断していきたい」と明かした。
その中で中村の状況は、逆に代表に招集した方がプレータイムを確保できる可能性もあるが、指揮官は「考えたいと思います。ただ、判断としてはプレーできる選手を優先に、プレーしている選手を優先に選んでいくべきかなと思います。ただ、まだ決めていないので、総合的に考えてだと思います」と検討を続けていることを明らかにした。
5大リーグでプレーする選手が増える一方で、思うようなステップアップの機会に恵まれない選手もいるが、森保監督は「選手たちも常にそういう高いところ、高みを目指してチャレンジしてくれてるかなと思います。残念ながら移籍等々、自分の思ったようにできていない選手たちはいるかもしれないですが、それはそれで、今置かれている所属チームで力を上げていく、レベルアップしていくことをやってもらい、そこをまた我々はしっかり見て、評価して、招集に向けて常にベストな布陣を組めるようにということで考えていきたいと思っています」と話した。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)




















