横浜FMが今季初の3連勝ならず 勝利なら4か月ぶり降格圏脱出も…東京Vに完封負け

東京Vが1-0で勝利
J1リーグは8月9日に各地で第25節を行い、味の素スタジアムでは16位の東京ヴェルディと18位の横浜F・マリノスが対戦した。互いにJ1残留を目指す両クラブによる6ポイントマッチは、ホームの東京Vが1-0で勝利して勝ち点3を上積みし、横浜FMの降格圏脱出を阻止した。
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今シーズン、ここまで苦しい戦いが続き残留争いに身を置く両チーム。今夏の移籍市場でも東京Vは、DF千田海人(鹿島)、DF綱島悠斗(ベルギー1部アントワープ)、MF翁長聖(V・ファーレン長崎)、FW木村勇大(名古屋)と4人の中心選手が移籍。対する横浜FMも2年連続得点王のFWアンデルソン・ロペスがシンガポールのライオン・シティ・セーラーズFCへ移籍し、戦力維持でも苦しんでいる。
そんな両チームの対戦は互いに球際に厳しくいく、激しい一戦となる。セットプレーを多く獲得する東京Vは、長身選手が少ないこともあり変化を付けた攻撃を見せるが、前半39分にMF松橋優安のシュートがブロックされるなど、得点は決められない。対する横浜FMは鋭い縦パスからカウンターを狙ったが、決定機を作り切れないまま前半の45分を終えた。
後半のスタートから横浜FMは、FW植中朝日と東京Vの下部組織上がりのMF渡辺皓太を投入する。立ち上がり、その植中の落としからMF天野純が鋭いシュートを枠に飛ばすが、GKマテウスに阻まれた。さらに後半5分には右サイドを突破した天野の折り返しに渡辺が右足で合わせたがサイドネットに外れる。得点にはつながらなかったが、交代出場した選手が横浜FMのチャンスに絡んだ。
押し込まれていた東京Vだったが、後半17分に先制点を挙げる。MF新井悠太が左から中にドリブルし、右サイドのMF齋藤功佑へ展開。齋藤が上げたクロスをDF谷口栄斗がヘッドで合わせてゴールネットを揺らす。VARチェックに時間がかかったが得点は認められた。
先制を許した横浜FMは、再び選手交代を行い元日本代表FW宮市亮、FW井上健太を投入。前半26分の飲水タイム直前には、東京VのFW染野唯月が最終ラインの裏を取ってフィニッシュに持ち込んだがボールを枠に飛ばせなかった。後半37分に東京Vは水戸ホーリーホックから新加入のFW寺沼星文を起用する。その後、追加点を挙げることはできなかったが、リードを守り抜いた東京Vが1-0で横浜FMを破って勝ち点を31に伸ばし、暫定で12位まで浮上した。
(FOOTBALL ZONE編集部)





















