シーズン中にまさか…10番が電撃移籍「本当に申し訳ありません」 昨季J1で2桁の24歳

東京Vから名古屋へ移籍した木村勇大【写真:徳原隆元】
東京Vから名古屋へ移籍した木村勇大【写真:徳原隆元】

名古屋が東京Vから木村勇大を獲得「10番を背負ったのにも関わらず…」

 名古屋グランパスは8月4日、同じJ1リーグの東京ヴェルディで10番を背負っているFW木村勇大を完全移籍で獲得したことを発表した。名古屋のリリースを通じて木村は、「シーズンの途中でヴェルディを抜け、相当な覚悟と決意を持ってこのチームに来ました」と、コメントを発表している。

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 昨シーズン、京都サンガF.C.から東京Vへレンタル移籍してJ1リーグ36試合10得点を挙げたストライカーは、今シーズンに東京Vへ完全移籍を果たす。完全移籍発表の際には「金銭的にも熱意あるオファーをもらえた」と語っていた木村は、自身の希望で10番も背負うことになった。今シーズンはここまでリーグ戦20試合2得点と、昨季ほどゴールを挙げることはできなかったが、ピッチ上では体を張り、存在感を示していた。

 東京Vを通じて木村は「まずは、今年から完全移籍で加入し、伝統あるクラブの10番を背負ったのにも関わらずシーズンの途中でチームを離脱することになってしまい本当に申し訳ありません。この決断をするにあたって、悩みに悩んで考え抜いた上で決めました。ヴェルディというクラブがだいすきで、なんと言ってもチームメイトがだいすきでした」と、謝罪とクラブとチームメイトへの愛着を口にした。

 さらに「プロ1年目、上手く行かずどん底にいた自分を救い出してくれ、新たな世界を見せてくれたのはヴェルディであり、江尻さん、城福さん、(森下)仁志さんをはじめとするスタッフ陣には感謝してもしきれません。この決断に対してさまざまな声があることは承知しています。その決断を正解に変えられるように死ぬ気で名古屋の地で踏ん張って戦ってきます。味スタで聞くチャント、多くの人が着てくれていた10番のユニフォーム、声をかけてくれたファン・サポーターの皆さんの声がいつも背中を押してくれました。1年半いい時も悪い時も支えてくれたチームメイト、スタッフ、ファン・サポーターの皆さん、本当にありがとうございました!」と、東京Vでの1年半がキャリアで大きな意味を持ったことを強調し、感謝の言葉で締めくくった。

 また、新天地となる名古屋からは「歴史あるこのチームの一員になれること大変誇りに思います。シーズンの途中でヴェルディを抜け、相当な覚悟と決意を持ってこのチームに来ました。この選択を正解にし、グランパスの勝利に貢献できるよう持てる力の全てを注ぎます。グランパスファミリーの皆さんよろしくお願いします!」と、悩んだ末の決断だったからこそ、名古屋でさらなる成功を収めることを誓っている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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