柴崎のスペイン初インタビューに現地メディア注目 「サッカーと環境に徐々に適応と自己評価」

リーガ公式動画サイトでインタビュー、適応について「ネガティブなところはない」

 テネリフェのMF柴崎岳はリーガ・エスパニョーラの公式動画サイトのインタビューに応え、現状について語った。この映像を受けて地元紙「デポルプレス」、そしてスペイン最大級の全国紙「マルカ」も大きく報じている。

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 テネリフェの本拠地であるエリオドーソでトレーニングに励む様子を取り上げられた柴崎は「歴史あるクラブの一部分になれたことはすごく嬉しいですし、ここで結果を残すことが今の僕の目標です」と語った。加入直後は心身のコンディションを崩してデビューまでに1か月半を要したが、「デビュー戦はファンの方が良いリアクションをしてくれたので僕も嬉しかったですし、試合は良い結果ではなかったですけど(レウス戦は0-1で敗戦)、ピッチに立ってプレーできて良かったです」と振り返っている。

 スペイン移籍後の適応について聞かれると「すごくポジティブに考えていてネガティブなところはないし、セグンダリーグのスタイルに自分のスタイルがフィットしていくのはこれからだと思います。レベルに関しては日本と比べてタイプが少し違って、フィジカル的に強いと思いますし、試合の展開も速いです」と徐々に慣れ始めているとしている。

 今後の目標については「チームの調子は良いと思いますし、怪我をしていた選手たちも戻ってきました。リーグ終盤戦に向かっていい調子を保っています。2位以内に入ってプリメーラ(1部)昇格することが目標ですけど、最低でもプレーオフ圏内に残って、プリメーラに上がりたいです」と話している。

「マルカ」はこの映像を受けて「テネリフェ史上初の日本人選手は、スペインでの初インタビューに応え、スペイン到着後、サッカーと環境に徐々に適応したと自己評価した」としている。半年間の短期契約で今後の去就に注目が集まっているなか、柴崎は昇格が懸る終盤戦で存在感を見せることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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