なでしこJがE-1優勝逃す 韓国が20年ぶりV…チャイニーズ・タイペイを2-0で下す

韓国の結果によりE-1優勝逃したなでしこジャパン【写真:徳原隆元】
韓国の結果によりE-1優勝逃したなでしこジャパン【写真:徳原隆元】

韓国がチャイニーズ・タイペイ戦で勝利

 なでしこジャパン(日本女子代表)は7月16日、EAFF E-1サッカー選手権の最終戦で中国に0-0で引き分けた。開催国の韓国女子代表がチャイニーズ・タイペイ女子代表に勝利したことで、3連覇を逃した。

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 日本は前の時間帯のゲームで中国と0-0で引き分け、両者が1勝2分の勝ち点5で日程を終えていた。今大会は勝ち点が並んだ場合は先に当該チーム間の直接対決の成績が比較されるが、日本と中国は引き分けているため2チーム間の比較では日本が得失点差で中国を上回っていた。そのため、韓国が引き分け以下なら日本が優勝だったが、韓国が勝利して勝ち点5に並ぶと3チーム間での対戦成績を比較することになるため、全試合が引き分けているものの、直接対決での総得点数の差で韓国、中国、日本という順位の並びになる複雑な状況で迎えた。

 そのゲームで韓国は序盤から圧倒的にボールをキープしたが、チャイニーズ・タイペイも5バックで対応した。ペナルティーエリア内でINAC神戸レオネッサでのプレー経験があるDFチャン・スルギがシュートを放つようなチャンスこそあったものの、韓国は崩しきれない印象のまま前半を0-0で終えた。ハーフタイム時点でボール保持率は韓国が80%、シュート本数は9対0という状況だった。

 後半立ち上がりには韓国のMFムン・ウンジュがGKまで引きつけたラストパスを、日本戦で同点ゴールのFWチョン・ダビンがゴールまで数メートルを流し込むだけという決定機で、まさかの枠外にシュートミスを犯した。それでも韓国は後半24分にPKを獲得すると、これをINACやイングランドのチェルシーなどでプレーしたMFチ・ソヨンが決めて1-0のリードを奪った。

 チャイニーズ・タイペイはなかなか反撃のチャンスを作れず、試合はラスト5分で韓国が追加点を奪い2-0で終了。3チームが勝ち点5で並ぶ混戦の中、韓国が2005年の第2回(女子は初開催)大会以来20年ぶりの優勝を果たした。3連覇を目指した日本は3位で大会を終えた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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