勝利で優勝もまさかのドロー「悔しい、それだけです」 国内組のみでの挑戦は「いい経験になった」

スコアレスドローの中国戦に言及した高橋はな【写真:徳原隆元】
スコアレスドローの中国戦に言及した高橋はな【写真:徳原隆元】

中国戦で0-0ドローに

 なでしこジャパン(日本女子代表)は7月16日、韓国で開催中のEAFF E-1サッカー選手権の最終戦で中国女子代表と対戦して0-0で引き分けた。主将のDF高橋はなは「これを持ち帰って国内のレベルをもっと上げていきたい」と、国内組中心で臨んだ大会について話した。

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 ニルス・ニールセン監督は、GK平尾知佳を今大会初スタメンのピッチに送り込み、招集された全選手が出場した。4人が新シーズンに向け海外移籍するが、全員が昨季までWEリーグでプレーしていたメンバーでの戦いになった。

 前半から惜しい場面もあったが崩しきれない時間が続き、最後は最終ラインの人数を削って高橋を最前線に上げるパワープレーのような形になった。試合のほぼラストプレーでは高橋がゴール前で際どいシュートを連発するも、いずれも枠を捉えられず0-0の引き分けで終了。高橋は「悔しいです、それだけです」という第一声から、「個人的な悔しさがあるので、自分のところの技術が全てだなと思います。チームとしてやろうとした形や、前半からチャンスも作れていたので、精度を高めていきたいと思います」と話した。

 海外組のいない、代表デビューとなった選手も多かった今大会をキャプテンとして戦った高橋は「勝つしかないということで、勝つために準備をしてきましたし、そのためにやってきたので。チームとして積み上げようとしたことやチャレンジしたことはあったと思います」として、「WEリーガーが主なメンバーとなってサッカーをやるのが初めてだった。全員にとってすごくいい経験になったと思うし、これを持ち帰って国内のレベルをもっと上げていきたい。世界と戦うためにいろいろなことを鍛えていきたい」と、国内の新シーズンを見据えた。

 E-1選手権では2017年、22年に続く3連覇を狙う日本は、中国と勝ち点5で並び得失点差で上回り、韓国がチャイニーズ・タイペイと引き分け以下の場合は3連覇を達成するが、韓国がチャイニーズ・タイペイに勝利すると勝ち点5で3チームが並ぶことになり、当該チーム間の直接対決の結果により優勝を逃す。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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