なでしこJが中国とスコアレスドロー 優勝の行方は日中韓の三つ巴…韓国の結果次第に

なでしこジャパンと中国の一戦はドロー決着【写真:徳原隆元】
なでしこジャパンと中国の一戦はドロー決着【写真:徳原隆元】

中国とドロー決着

 なでしこジャパン(日本女子代表)は7月16日、韓国で開催中のEAFF E-1サッカー選手権の最終戦で中国女子代表と対戦して0-0で引き分け。優勝の可能性を残したものの、厳しい見通しになった。

【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!

 ニルス・ニールセン監督は、GK平尾知佳を今大会初スタメンのピッチに送り込み、招集された全選手が出場した。E-1選手権では2017年、22年に続く3連覇を狙う日本は、勝利すれば栄冠に輝くものの引き分けた場合は後の時間帯に行われる韓国とチャイニーズ・タイペイの試合結果次第という状況でキックオフを迎えた。

 試合前から降り続いている雨でピッチ状態もスリッピーな中で始まったゲームは、両チームともアタッキングサードに入るものの崩しきれない展開になった。日本は前半22分にMF吉田莉胡、MF成宮唯、FW樋渡百花とパスがつながって最終ラインの背後へ抜けだすも、相手DFの素早い戻りもありブロックされてしまった。試合はこのまま0-0でハーフタイムを迎えた。

 後半に入り日本は中盤の底でのゲームメークが特徴のMF菅野奏音を投入。狙い通りに攻撃の回数を増やすものの、前半と同様に崩しきれない時間が続いていく。日本は後半24分にMF塩越柚歩とFW愛川陽菜を投入し、DF高橋はなを最前線に配置換え。ラスト15分を切ってFW矢形海優も投入し、最終ラインの人数を削ってなりふり構わず決勝ゴールを狙いにいった。

 しかし、雨中の激闘はスコアレスドローで無念のタイムアップ。日本は中国と勝ち点5で並び得失点差で上回り、韓国がチャイニーズ・タイペイと引き分け以下の場合は3連覇を達成するが、韓国がチャイニーズ・タイペイに勝利すると勝ち点5で3チームが並ぶことになり、当該チーム間の直接対決の結果により優勝を逃す。

(FOOTBALL ZONE編集部)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング