J2水戸が3rdユニフォームで見せた“粋な遊び心”

　J2水戸ホーリーホックの2025年3rdユニフォームが話題を呼んでいる。企業ロゴとキャラクターを上手く活用し、遊び心たっぷりのデザインに仕上がっており、サッカーユニフォーム研究家である「ともさん」に印象を語ってもらった。

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　3rdユニフォームのテーマは「PAST & FUTURE」。過去5年間のデザインを組み合わせつつカラートーンを統一し、これまで歩んできた過去（PAST）をベースにこれから刻んでいく未来（FUTURE）を表現し、過去と未来をつなぐデザインになっている。

　ともさんは、「3rdユニフォームらしく、ブラック基調で普段とは違う気品ある雰囲気を醸し出しながらも、背面の『JX金属』の表記が広告のキーワードである『JXキュン属』になっていたり、遊び心も併せ持つ。まさにこれはキュンです」と称賛。シックな黒の中にユーモアを滲ませるバランス感覚を評価した。

　さらに、ユニフォーム背面の裾部分には公式キャラクター「カッパーくん」が存在感たっぷりに鎮座。ともさんは「今季のレギュラーユニフォームと同様、背面裾に鎮座するカッパーくんの存在感。『JXキュン属』と『カッパーくん』とのコンビネーションにより、レギュラーユニフォームとは違ったスポンサーのキャラクターを感じることができる」と語り、企業ロゴとキャラクターの融合が生む新しい価値にも言及。「これはスポンサー掲出の新しい未来を創り出したといっても良い」と、ユニフォームを超えた可能性にも期待を寄せた。

　水戸の3rdユニフォームは例年ユニークなテーマ性が光っており、ともさんは「毎年注目しており、2024年は新規事業の『GXプロジェクト』と連動する『新芽三役』デザイン。2023年は水戸発祥の『オセロ』デザインなども展開してきた」と語る。“3番目のユニフォーム”という枠を超え、発信力あるツールとしての役割を果たしている点は大きな魅力だ。