Jクラブ特別ユニに「本当に頭が下がる」 込められた”世界平和”「考えるきっかけをくれる」

「世界に舞う、平和の羽」──長崎の特別ユニに込められた想い
J2のV・ファーレン長崎は2025年シーズンに向けて、恒例の「平和祈念ユニフォーム」を発表。長崎にとって特別な意味を持つ8月9日を中心とした期間に着用されるこのモデルは、クラブが2015年から継続してきた取り組みであり、今年で10年目という節目を迎える。サッカーユニフォーム研究家の「ともさん」に印象を聞いた。
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長崎は、県民にとって平和を考える大事な8月9日前後の期間にこの想いを伝えるため、2015年より夏季限定で平和祈念ユニフォームを着用し、Jリーグで戦っている。2025年モデルのテーマは「世界に舞う、平和の羽」。羽ばたく鳥を連想させるグラフィックをあしらい、希望や自由、安らぎ、そして飛躍と成長を象徴する羽をモチーフに、平和の羽が舞い広がる様子を表現。鳥が羽ばたくように、誰もが自由に夢を追い求め、未来への希望に満ちあふれた世界が訪れることを願い、長崎から世界へ、平和に生きられる未来を願う想いが、ユニフォームという形で込められている。
この継続的な取り組みに対し、ともさんは「初めての平和祈念ユニフォームが登場したのは2015年の夏季限定ユニフォーム。それ以降サプライヤーが変更されても、毎年8月9日前後の試合で特別ユニフォームを着用し続けている(2020年はコロナ禍で中断期間があったため平和祈念Tシャツを製作)」と、その歴史の厚みを語る。
また、ともさんはユニフォームの意義についても触れ、「サッカーユニフォームの役割の1つに『多くの人々に大事なメッセージを届ける』があると思っているが、特に世界共通の願いである『平和』について考えるきっかけをくれるのが長崎の平和祈念ユニフォームである」と評価。さらに「被爆地としての役割を全うし続けるV・ファーレン長崎。本当に頭が下がる思いです」と敬意を込めた。
サッカーを通じて平和のメッセージを発信し続ける長崎。特別ユニフォームは、クラブの理念と使命を体現する存在として、多くの人々の心に届き続けている。



















