16歳でアーセナルへ…柿谷曜一朗が大阪で“再会” 元仏代表との秘話を告白「一緒にご飯を食べた」

中田英寿氏や名波浩氏ら豪華なメンバーが駆けつけた
元日本代表FW柿谷曜一朗氏が6月27日、大阪府吹田市内で行われたチャリティーマッチ「United through Legends」日本代表レジェンズVSモナコレジェンズ(3-4)に出場し、さすがのハットトリックを達成した。2アシストのMF本田圭佑氏と好連係。相手も元フランス代表が駆けつけた豪華な一戦で、16歳の時にアーセナルに練習参加した際に食卓を囲んだレジェンドとの再会を明かした。
走って、走って、決めるーー。フィリップ・トルシエ氏が率いた日本は柿谷氏をはじめ、本田や松井大輔氏、名波浩氏、中澤佑二氏らレジェンドがピッチに立った。また、ASモナコに所属する日本代表MF南野拓実がアンバサダーを務め、中田英寿氏もキックインセレモニーに参加するというスターが集結した一戦。昨季限りで引退したばかりの柿谷氏はなんとハットトリックで会場を大いに盛り上げた。
「この年齢(35歳)で引退したらこれからのチャリティーマッチは全部参加せなあかんと思っているんで。レジェンドたちが『とにかくお前は走れ』って。これだけ豪華なメンバーが来たら楽しくできますし、僕からしたらチームメイトもそうですけど、相手もまさに(レジェンド)。40歳手前の僕たちはドンピシャ世代じゃないですか。久しぶりに引退してよかったな、と」
柿谷氏が“感激”したのがMFロベール・ピレス氏との再会。実は柿谷氏は2006年、アーセナルからオファーを受けて下部組織の練習に参加したことがあった。当時のアーセナルはアーセン・ベンゲル監督が率いており、練習参加後には指揮官から直接「入ってくれ」と頼まれていた。その時代を振り返りながら「僕が16歳でアーセナルに行った時に(ピレス氏は)バリバリやっていた。覚えていないと思うけど同じ円卓で一緒にご飯食べたから。俺は覚えているから」と、当時の秘話を明かした。
今回のメンバーでは“最年少”だった柿谷氏にとって夢のような時間。「中田英寿、名波浩とか書いてあるビデオ(VHS)を見ていた少年からしたらプロの場じゃなくても一緒にプレーしているというだけで自分が誇らしい」と、キラキラした目で話した。この日のレジェンドたちのプレーを見た子どもたちにとっても同じく何かのきっかけ”になるような一戦になったことは間違いない。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)