浦和のクラブW杯は黒星スタート 連携ミス響き南米リーベルに1-3敗戦…松尾PK弾も及ばず

松尾佑介(写真右)が1点を返すも黒星スタートに【写真:ロイター】
松尾佑介(写真右)が1点を返すも黒星スタートに【写真:ロイター】

初戦でアルゼンチンのリーベル・プレートと対戦

 浦和レッズの初戦は無念の敗戦スタートになった。米国開催のFIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)の初戦、現地時間6月17日のリーベルプレート(アルゼンチン)戦は、FW松尾佑介のゴールこそあったものの1-3で敗れた。

 浦和は6月1日にJ1リーグ第19節の横浜FC戦(2-1)を戦い、オフを挟んで5日に米国入り。10日を超える事前合宿を米国で行って初戦に臨んだ。渡り合った序盤から前半12分、リーベルの注目プレーヤーでもある右サイドのMFフランコ・マスタントゥオーノがサイドチェンジ。ボールを受けたDFマルコス・アクーニャのピンポイントクロスをFWファクンド・コリーディオに合わせられ先制点を奪われてしまった。

 その後はかなりボールを持たれる展開になったが、浦和の守備ブロックの外側でリーベルがボールを回している時間が続いた。浦和は1トップでスタメン出場の松尾が左サイドに流れて印象的な突破を何回か見せたものの、ゴール前にはなかなか入り込めずに前半が終わった。

 ハーフタイム明けの後半3分には、DFマリウス・ホイブラーテンがヘディングでGK西川周作にバックパスをするところを読まれ、ドリウシに回り込まれて追加点を奪われてしまった。反撃を見せたい浦和は後半13分、MFサミュエル・グスタフソンが相手を引き付けてMF金子拓郎にパスを出すと、金子がアクーニャに倒されてPKを獲得。これを松尾がGKの逆を取って冷静に決め、1点を返して反撃ムードが高まった。

 マチェイ・スコルジャ監督は後半26分にMF関根貴大とFWチアゴ・サンタナを入れて同点ゴールを狙った起用を見せるも、逆に後半28分には左コーナーキックからMFマクシミリアーノ・メサにヘディングで決められて1-3と再び2点差に。アルゼンチンの強豪を相手にした初戦で厳しい敗戦スタートになった。

 出場が32チームに拡大されて4チームずつのグループリーグで上位2チームが決勝トーナメントに進出にリニューアルされて第1回の大会、浦和は現地時間21日の第2戦でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準優勝のインテル(イタリア)と対戦する。

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