ブラジルと「ライバルの歴史があります」 浦和初戦の相手…助っ人が負けられない理由

マテウス・サヴィオ、リーベルプレート戦は「特別な瞬間になると思います」
浦和レッズのMFマテウス・サヴィオが、クラブ・ワールドカップ(W杯)出場のために米国入りして事前合宿をしている現地時間6月13日にオンラインで取材対応した。リーベルプレート(アルゼンチン)との初戦について、ブラジル人のサヴィオは「特別な瞬間になると思います」と話す。
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浦和は6月1日にJ1の横浜FC戦を戦い、オフを挟んで5日に米国入りして10日を超える事前合宿を米国で行っている。日本と16時間の時差がある環境だけに、前日に取材対応したMF原口元気と同様にサヴィオも「自分たちが早めに現地に到着して、時差に慣れる時間がありました」と、その効果を感じていると話す。
そして、17日の初戦がリーベルプレートとの対戦になる。クラブが現実的な目標として設定するグループリーグを突破することに対しては、かなり大きな比重を持つゲームだと言える。まさに初戦から全てを懸けたゲームになる。そして、サヴィオにとっては出身の“王国”ブラジルと隣国のライバルとの対戦という側面もある。
これについて「特別な瞬間になると思います」と話すサヴィオは「ブラジルとアルゼンチンにはライバルの歴史があります。W杯で優勝したのでアルゼンチン代表が今の世界チャンピオンですし、毎年、新しいタレントが出てきてレベルも高いです。自分たちにとって新しいスタイルの相手の対戦になると思います。Jリーグとアルゼンチンのスタイルは全く違うので意識したい。スペースを上手に使うことを意識したいです」と、思いを話した。
アルゼンチンの伝統的な強豪について「リベルタドーレス杯でも好調だった。質の高い選手がそろっていると思います」と話すが、ゲームのポイントについて「メンタルが大事になります。相手には経験がありますが、自分たちのスタイルを見せなきゃいけない。賢さや我慢も必要です。良い時もあれば悪い流れもあります。悪い時に賢さを使って耐えることが必要です。チャンスをものにするのも大事で、そこがポイントです。ハードワークするのも大事です。簡単ではなく難しい試合になりますが、自信を持って臨めばいい結果を残せると思います」と、見据える。
クラブW杯について「家族や妻、友人、みんな期待しています。自分にとっては、自分の価値を世界に見せる機会だと思います。クラブの価値もそうだし、サポーターがどれだけ凄いか世界に見せるチャンスです。日本のサッカーを世界に見せるチャンスでもあると思うので、浦和レッズというビッグクラブの価値を見せられたらいい」と話すサヴィオ。Jリーグを代表するアタッカーが、世界の舞台で輝きを見せることが期待される。
(FOOTBALL ZONE編集部)