森保Jの大幅変更は「有利に働く」 最後の勝利は16年前…決戦へ豪メディア提言「引き分けで十分」

日本代表との大一番を控えるオーストラリア代表【写真:Getty Images】
日本代表との大一番を控えるオーストラリア代表【写真:Getty Images】

現在オーストラリアはC組2位に位置している

 森保ジャパンは6月5日に2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でオーストラリア代表と対戦する。すでにW杯出場を決めている日本は、3月シリーズから14選手を入れ替えた。初招集が7人いる状態だが、オーストラリアメディアは日本に勝つのは簡単ではないと感じているようだ。地元メディア「9News」は、「サッカルーズに待ち受ける難しい試練」と、この一戦をプレビューしている。

 日本に勝てば2026年W杯の出場権獲得に大きく近づくオーストラリアだが、そのミッションは簡単ではないと捉えているようだ。現在、オーストラリア代表はグループCで2位であり、3位のサウジアラビアとの勝ち点差は3。2位のまま予選を終えられれば自動的にW杯出場を決められる。

 オーストラリアは日本と対戦した後、得失点差が「9」もあるサウジアラビアとの直接対決を迎える。日本に勝てばW杯出場が確実になるオーストラリアだが、「2014年からオーストラリアと6度顔を合わせているが、2分4敗と勝利することができていない。事実として、オーストラリアが最後に日本に勝ったのは16年前の2009年に行われた南アフリカW杯最終予選の時だ。それでも2024年10月、前回対戦で引き分けたことは、ポポヴィッチ監督にとって明るい兆しだ」と、記事は伝えている。

 さらに「今回の日本代表は、ヨーロッパでプレーする選手中心に構成されているが、木曜の試合はヨーロッパでプレーする選手とJリーグの選手が混在するメンバーになっている。これはオーストラリアにとって有利に働くはずだ」と、メンバーを大幅に入れ替えた日本について触れ、「勝利を達成できなくても、得失点差があるため引き分けであっても予選突破の軌道は維持できる。一方、サウジアラビアは上位2チームに入るためには得失点差を埋めるという難しい作業が待ち構えることになる。ただし、日本に負ければこの道は閉ざされることになる」と、最終戦を有利にするためにも、最低でも引き分けという結果を得なければいけないことを強調した。

 2014年以降はアジア予選から直接W杯出場を果たせていないオーストラリアにとって、残りの2試合は重要な意味を持つことになる。日本にとっても新戦力発掘など大きな意味を持つ6月シリーズだが、日本とともに予選突破を決めるのはどの国になるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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