日本代表MFが「移籍市場に火をつけた」 フランスで争奪戦勃発に現地注目「取り逃がす気はない」

スタッド・ランスの中村敬斗【写真:Getty Images】
スタッド・ランスの中村敬斗【写真:Getty Images】

マルセイユとニースが獲得巡り熾烈な争奪戦が勃発

 スタッド・ランスの日本代表MF中村敬斗を巡って、国内で激しい争奪戦が勃発している。FCメスとの昇降格プレーオフで敗れたことにより、スタッド・ランスの7シーズンぶりのリーグ・ドゥ(2部)降格が決定。「降格に伴い、エネルギッシュな日本人アタッカー、中村敬斗が今夏の移籍市場に火をつけた」とフランスメディア「XtremLimit」が報じている。

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 クラブは経営再建のため人件費削減を迫られており、「放出候補の筆頭が当然ながら中村だ」として、今夏の売却は既定路線とされている。今季公式戦で12ゴール3アシストの結果を残した中村は、「シャープで危険なウインガー」として評価されており、複数クラブが獲得を狙っている。

 なかでも熱意を見せているのがフランス1部マルセイユだ。「欧州チャンピオンズリーグ出場を狙うマルセイユが熱視線を送っている」とし、同クラブのロベルト・デ・ゼルビ監督は「冬の移籍市場でも中村をリストアップしていたが、交渉は途中で頓挫」と過去に関心を示していたことが強調されている。

 今回は状況が異なる。「決して取り逃がす気はない」と同メディアが記すように、マルセイユは本腰を入れて獲得に動く姿勢を見せている。欧州での飛躍を目指す中村にとって、欧州カップ戦出場権を有するクラブからの関心は魅力的な選択肢となる。

 ただし、ライバルも存在する。「チャンピオンズリーグ予選出場権を得たニースも中村の争奪戦に名乗りを上げており、マルセイユの前に割って入る可能性は十分ある」と伝え、状況は一筋縄ではいかない様相だ。

 2028年までスタッド・ランスとの契約を残す中村だが、現在1000万ユーロ(約17億円)とされている評価額は、この争奪戦によりさらに上昇する可能性もある。「中村を巡る“フランス国内一騎打ち”は、彼の市場価値をさらに高める火種となりそうだ」と言及し、今夏の移籍市場で大きな注目を集める存在となっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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