フンメルス獲得断念のマンUが狙いを定めた次なる補強ターゲットとは?

サビッチ獲得を逃した場合はピケの買い戻しへ

 マンチェスター・ユナイテッド(マンU)が、フィオレンティーナのモンテネグロ代表DFステファン・サビッチの獲得に乗り出し、失敗した際はバルセロナのスペイン代表DFジェラール・ピケの買い戻しに踏み切る方針であると、英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じた。

 手薄な守備陣の改革を進めるマンUは、今冬での補強に積極的に取り組むと伝えられている。しかし、最優先ターゲットであったドイツ代表DFマッツ・フンメルスが、ドルトムント残留を表明したことから、補強ターゲットの変更を余儀なくされていた。

 現在、マンUは 補強対象としてフィオレンティーナの守備陣をけん引しているサビッチに焦点を当てているという。サビッチに関しては昨夏も獲得に乗り出していたが、今冬も再びアプローチする方針であるという。

 しかし、フィオレンティーナ側はサビッチとの契約延長が間近であることを公言している。さらに、仮に合意に至らずとも、ライバルのマンチェスター・シティも興味を持っており、弊害も少なくない。

 そのため、マンUには、サビッチ獲得に失敗した際の次なるプランがあるという。それが、バルセロナのピケの買い戻しだ。ルイス・ファン・ハール監督は、1500万ポンド(約27億円)を準備し、サビッチ補強失敗時の守備陣の柱に据える予定だ。

 マンUは現在UEFAチャンピオンズリーグ出場圏内 につけているが、サウサンプトンとの直接対決に敗れて4位へと後退している。首位チェルシーとは勝ち点12差があり、課題の守備陣強化が急務とされていた。リーグ優勝に自信を覗かせていたファン・ハール監督の次なる大型投資は、守備陣に向けられることとなりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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