浦和がWSWを圧倒! 関根、ズラタン、李のゴールで前半3点リード、ACL決勝T進出へ前進

札幌戦から先発5人入れ替えも序盤から試合の主導権握る

 浦和レッズが決勝トーナメント進出へ向けて順調な45分間を終えた。26日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第5節で、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(WSW/オーストラリア)を本拠地に迎え撃った浦和は、MF関根貴大とFWズラタン、FW李忠成のゴールで3-0とリードして前半を終えた。

 この試合で引き分け以上なら勝ち抜けが決まる浦和は、直近のリーグ戦コンサドーレ札幌戦からフィールドプレーヤーを5人入れ替えて臨んだ。

 浦和は立ち上がりから圧倒的にボールを保持すると、前半14分、中盤で前を向いたMF柏木陽介が前方で抜け出したFW武藤雄樹へフィード。向かい風を計算したかのようにピタッと合ったパスを受けた武藤は左サイドに進出すると、フォローした関根にマイナスのパス。これを関根がゴール右に蹴り込んで先制した。関根はこれが大会2ゴール目となった。

 さらに同18分、右サイドでボールを保持したMF駒井善成が、ノールックのスルーパスをズラタンに供給。抜け出したズラタンは距離を詰める相手GKと入れ替わるようにゴールへボールを流し込み、2-0とリードを広げた。ズラタンは、これが今季の公式戦初ゴールになった。

 その後もボール保持率を高め、相手ボールになってもすぐにボールを奪い返す高い位置からのプレスも機能した浦和が、完全にゲームを支配。同43分にはカウンターから駒井が抜け出すと、FW李忠成に“あとは決めるだけ”のパスを通して李が押し込んだ。浦和はWSWにチャンスをほとんど作らせることなく、3-0とリードを広げる素晴らしいゲーム運びを見せて前半を終えた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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