セルティック前田大然が「生まれたばかりの息子と過ごす時間を得た」

　スコットランド1部セルティックに所属する日本代表FW前田大然は、日本代表の6月シリーズのメンバーに選出されなかった。今シーズン、FW古橋亨梧が移籍して以降、セルティックの得点源の役割もこなした前田は、シーズン後に約1か月の休みを得られることになったが、セルティック専門サイト「The Celtic Star」は「生まれたばかりの息子と過ごす時間を得た」と報じている。

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　5月23日に日本代表の森保一監督は、北中米ワールドカップ（W杯）アジア最終予選のオーストラリア戦（6月5日／パース）、インドネシア戦（6月10日／大阪）に向けたメンバーを発表した。3月シリーズからは14人が入れ替わり、前田も今回は選外となっている。

　欧州各国で日本人選手がプレーをしていることもあり、世界中で日本代表のメンバー発表は注目されている。スコットランドでは、前田が選外となったことが話題となり、「前田は日本への9000マイルの移動をして息子を初めて抱きあげる前に、アバディーンとのスコティッシュカップ決勝の勝利を求める」と、伝えた。

　記事では日本代表に選ばれなかったことについて、「これは新たに一人増えた前田一家にとって、母国で1か月を一緒に過ごせることになるため、素晴らしいニュースだ。将来、息子が大きくなったとき、なぜ彼が生まれたときに父が不在だったかを知ることになるだろう。父が息子に伝えるストーリーは、すさまじいものだ」と伝えた。

「The Celtic Star」によれば「前田はブレンダン・ロジャーズ監督から帰国の許可を得て帰国したものの、誕生が予定日より遅れたことから、グラスゴー・ダービーに出場するためにスコットランドに戻ったという。そして、その後はシーズン終了後までスコットランドにとどまることを決めて、複数のタイトルと個人賞を手にした。そこにもう一つ加えることを期待している」と前田が息子に直接会えていない理由を報じている。