ミス逃さない一撃も「危機感」 好調男・22歳MFが漏らした本音「置いていかれないように」

柴山は今季2点目をマーク
セレッソ大阪はJ1リーグ第18節アビスパ福岡戦で2-0の勝利を収めた。MF中島元彦の「優しく出せた」絶妙パスからMF柴山昌也が今季2点目をマーク。「相手GKを見ていなかった」がファーサイドに流し込む冷静なゴールを決めた。途中出場組が躍動して、アーサー・パパス監督の采配もピタリと的中。柴山は「ボールをもらった瞬間にコースを決めた」と嗅覚を研ぎ澄ました一撃だったが、最後には「危機感」も明かした。
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相手のミスを逃さなかった。スコアレスで迎えた後半39分、自陣で相手のパスミスを中島が拾って顔を上げた。「スペースに置くか、シバ(柴山)にトラップさせるか迷って。ワンタッチでシュート打ってもいいようなパスにした。フリーすぎて緊張しましたけど(笑)」と、柴山へ絶妙なパス。「優しさ出せました」と笑う柔らかなボールは柴山の元へ流れ、これを柴山が左足で冷静にファーサイドへ流し込んだ。
「パスもらった時から落ち着いてトラップして、流し込めたなと。ちらっと前を見たときに誰もいなかったので、パスをしっかり呼び込んでいいところで受けられた。相手GKとか見ていないけど、ファーに流し込もうと思ってパスをもらった瞬間に決めました」
リーグ第15節のヴィッセル神戸戦で今季初ゴール。この一発は1年2か月ぶりだったが、ここに来て数字を重ねられている。「すべてが今につながっているんじゃないかな」。トンネルを抜けて、量産体制に入った。
大宮アルディージャの下部組織で育った22歳。前日23日の日本代表メンバー発表では同世代がA代表入りを果たした。「置いていかれないようにしっかりやっていかなきゃいけないという危機感を感じました」。その思いを糧にして、大阪からアピールを続ける。