打倒欧州、中南米…1年目で即主力、J助っ人DFが抱く野心「僕たちには目標がある」

浦和レッズのDFダニーロ・ボザが母国でインタビューに応じた
浦和レッズのブラジル人DFダニーロ・ボザが、母国メディア「Lance」にインタビューに応じている。米国での開幕が来月に迫ったFIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)での戦いについて「ベスト16に進むという目標がある」と、グループリーグの突破をターゲットにしていると話した。
浦和は1月末の沖縄県トレーニングキャンプ中にボザの獲得を発表。クラブW杯について「南米の選手が大切にしている大会ですし、有名な大会だと思います。その大会に出ることが自分のプレーを見せるきっかけになると思います」と位置付けていた。
そのビッグな大会の開幕が約1か月後に近づいてきた。32チーム参加にリニューアルされた第1回大会、浦和はグループリーグのE組でリバープレート(アルゼンチン)、インテル(イタリア)、モンテレイ(メキシコ)と対戦する。
その組み分けについてボザは「一番注目されているのはインテルだと思う」としたうえで、「インテルの今シーズンはイタリアでのリーグタイトルを争い、UEFAチャンピオンズリーグ決勝に進出している。彼らは(クラブW杯の)タイトルを争うチームの1つだと思うし、リバープレートとモンテレイには高いクオリティーがある。でも、クラブW杯の最初の舞台で大きな貢献ができるよう、とても集中しているんだ」と話している。
そのうえで「僕たちにはグループリーグを突破してベスト16に進むという目標がある」と、2位以内での決勝トーナメント進出をターゲットにしているとした。
ボザはリーグ開幕戦となったヴィッセル神戸戦でスタメンデビューすると、ここまで全試合フル出場をしている。4月20日の横浜F・マリノス戦ではMF原口元気のクロスに頭で合わせて初ゴールも決めた。時速36キロを記録したこともあるというスピードも武器のブラジル人センターバックが、野心を持って浦和の一員として世界の大舞台に臨む。
(FOOTBALL ZONE編集部)