5連戦→クラブW杯へ「色々と試したい」 過密日程に浦和監督「チャンスを与えたい」

浦和のマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】
浦和のマチェイ・スコルジャ監督【写真:徳原隆元】

スコルジャ監督の定例会見を実施

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、5月15日のトレーニング後に定例のオンライン会見を実施。「このタイミングはリバープレート戦まで1か月という時期になりました」として、今週末からの5連戦をクラブ・ワールドカップ(W杯)も念頭に置きながら戦っていくことを語った。

【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!

 浦和は5月17日にリーグ第17節でFC東京と対戦するが、その後は2週連続で水曜日にリーグ戦が入り6月1日の横浜FC戦までに5試合を消化する。13日の公開練習ではGK西川周作、MFサミュエル・グスタフソンといった離脱中の選手がボールを使ったメニューを消化。FWチアゴ・サンタナとFW安部裕葵は完全に別メニューだった。指揮官は「次の試合を考えれば、間に合うかどうかは明日の練習が終わったところで分かります」として、「5連戦に出場する選手は複数いるだろう」と状況を話した。

 特に4月13日のFC町田ゼルビア戦から5連勝したスタメンが固定傾向にあるが、その理由を指揮官は「サブの選手が物足りないということはありません。ただ、この組み合わせの化学反応が非常に良くて、この組み合わせを使い続けることによってチームのコアになるものを作ろうとしました」と話す。

 一方で、「このタイミングはリバープレート戦まで1か月という時期になりました。残り5試合で他の選手の準備も進めていかないといけません。この5試合で今までサブだった選手たちを起用することもありますし、色々と戦術的に試したいこともあります」と、来月開幕のクラブW杯への準備も念頭に起用法に触れた。

 また、6月初旬には選手獲得に関する特別なウインドーが開く。浦和が関係する具体的な内容には触れられないとされたが、指揮官は「このクラブW杯は新たなフォーマットで開催され、このような特別なウインドーが開く今までと違ったことがある。それを含め、(大会が)どうだったのかと評価できるのは終わったあとになるのかもしれません」としつつ、「(出場クラブのいる)リーグ全体に権利が発生するのは良いことだと思います。ヨーロッパでは契約が6月末までありますので、このタイミングの移籍が難しい状況があるかもしれません」とも話した。

 浦和は町田戦から前節のアルビレックス新潟戦の7試合で9人がスタメンを継続した。スコルジャ監督は「今まであまり出場機会のなかった選手たちにチャンスを与えたいと思います。特に来週、川崎フロンターレ戦から中2日で名古屋グランパス戦がある。そこで同じスタメンは難しく、ローテーション起用が必要になるだろう」と話している。米国では世界の強豪と短期決戦に臨むことになるだけに、この5試合は勝利と同時に戦力的な整備が必要なタイミングだと言えそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング