“20戦18発”得点王、大学No.1点取り屋がJ入り 異例の4年生プロ…来季J1加入内定「決定力ある」

C大阪入りが内定した金本毅騎【写真:FOOTBALL ZONE編集部 】
C大阪入りが内定した金本毅騎【写真:FOOTBALL ZONE編集部 】

阪南大学3年生FW金本毅騎の加入が内定

 J1のセレッソ大阪は5月8日、来季から阪南大学3年生FW金本毅騎の獲得が内定したことを発表した。C大阪下部組織出身のストライカーで、来年は在学しながら“大学生プロ”としてチームの一員となる。昨季は2年生10番で関西学生リーグ得点王。20戦18発と脅威の決定力は、ユース時代の同期FW北野颯太も舌を巻く。新たなチャレンジに踏み出す20歳は「やっとスタートラインに立てた」と意気込みを語った。

「セレッソに帰ってきたい気持ちがあった。それを達成できたというのは本当に自分の中でホッとしたし、やっとスタートラインに立てたなという気持ち。ユース出身で3年間C大阪というクラブに育ててもらった。セレッソは特別。自分の中では(大学)4年間かけてセレッソに戻る気持ちでいたけど、3年のこの時期に決まったので、1年でも早くトップに馴染んで活躍したい。その気持ちがあったので前倒しで入るという形にしました」

 オールラウンダーな点取り屋で、大学サッカー界でも大きな注目を集めてきた。昨季は阪南大の8年ぶり9回目のリーグ制覇に貢献し、得点王、最優秀選手賞など個人タイトルも獲得。総理大臣杯も大会4得点で12年ぶりの優勝に導き、大学ナンバーワンストライカーの呼び声が高い。

 ユース時代の同期・北野も「何でもできるストライカー。裏抜けもできるし、収めてポストプレーもできるし、偏っていないFW。決定力もあるので期待していいと思います」と太鼓判を押す。

 今季は特別指定選手として負傷者続出のチーム状況からデビューの可能性もある。目指しているのはポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキやイングランド代表FWハリー・ケイン。金本自身も「身長があるけど技術がある方だと自分でも思っている。何でもできるというのを見せたい。ポジションを奪ってやろうという気持ちでいっぱいです」。来年は在学しつつだが「今年で単位が取れるので卒業できます」と頼もしい。新たに加わる点取り屋には得点量産が期待される。

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