J3→J2→J1…日本代表候補に浮上した26歳 指揮官も絶賛「入ってくれればすごく光栄」

福岡の金明輝監督「やはり上位にいないとそういったものに選ばれにくい」
アビスパ福岡は4月29日、J1リーグ第13節で湘南ベルマーレと0-0で引き分けた。互いにゴールに迫るシーンはあったが、福岡はDF安藤智哉ら、湘南はDF鈴木淳之介らが相手フォワードに仕事をさせず。福岡の金明輝監督はここまで好プレーを続ける安藤について、「代表に入ってくれれば光栄」などと称賛した。
2021年に愛知学院大学から当時J3のFC今治に加入した安藤。2023年からはJ2の大分トリニータ、今季からはJ1の福岡と着実にステップアップを果たしてきた。自身初のJ1で迎えた今季は、第2節で初出場するとそのままレギュラーに定着。前節もCKからヘッドで叩き込むなど、すでに3ゴールもマークしている。
試合後の会見で金監督は、安藤について「皆さんが受けられた印象、そのままだと思っております」と言及。「チームにとってもセットプレーでの得点、主に最後の砦としてしっかりと身体を張った守備。きょうもクリーンシートしっかりとやるために、チームに身体を張ってプレーしてくれました」と話した。
今年7月には、国内組中心のメンバーで臨むE-1選手権が韓国で開催。すでに安藤を推す声も上がっている。金監督は「代表どうこうは僕にはわからない」としながらも、「入ってくれればチームとしてはすごく光栄ですし、彼も一試合一試合しっかりとしたプレーを継続することがすごく大事」と期待を寄せる。
また、今季の福岡は一時首位に立つなど注目を集める。金監督は「プラスアルファやはり上位にいないと、そういったものに選ばれにくいのではないかと僕自身は考えております」と選考基準を推測。安藤だけにとどまらず、「チームとして、国を代表するプレーヤーが選ばれればいいなと思います」と語った。
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