乾貴士が15歳逸材に驚き「考えられへん」 中学3年でJ1デビュー…思わず切り出した「すごいっすよ」

乾貴士が15歳MF北原槙について言及
清水エスパルスは4月29日に行われたJ1リーグ第13節でFC東京に2-0で勝利し、リーグ戦3連勝を飾った。勝利の立役者となったのは、前半アディショナルタイムに先制点につながるPKを獲得し、後半34分には自らも2点目を決めた元日本代表MF乾貴士だった。
16日に行われた第11節の横浜F・マリノス戦(3-2)でもシュート1本を決勝ゴールにつなげた乾は、この日もシュート1本で1ゴールを記録。この3試合はシュート成功率100%を誇るが、「これまでにいっぱい外しているんで」と苦笑いした。
それでも、あらためて個で局面を変えられる力を示し、見る価値のある選手であることを示した乾だが、「いつまでやれるかわからないんで、必死に今はやっています」と言い、それよりもと「北原くんっていう若い選手がFC東京にはいて、すごいっすよ」と、この日、相手チームで2試合連続となる先発出場をしたMF北原槇への期待値を語った。
「まだ中3でしょ。(4月から高校1年生)あんな子が全然、普通に(J1で)やっているんで頑張ってほしいですね。今のチーム状況とか、いろいろあってうまくいかないところもいっぱいあると思いますけど、監督に信頼されて試合に出してもらえているっていうことが一番重要なことだと思うので。この試合だけじゃなくて、ほかの試合でも練習でも良いプレーをしているから使われていると思うので」
そう言った後に笑いながら「中3で、考えられへん」と、あらためてJ1で普通に先発出場を北原のすごさに頬を緩めた。「僕らの代にも、森本(貴幸)っていうのがね、中3で出て点を取ったりしていましたけど…。そういう選手が出てきたのがうれしいですし、もう期待しかないですね」と、若い才能の出現を手放しで歓迎した。
(河合 拓 / Taku Kawai)