今治が山口に勝って3位浮上、徳島も富山を下して8位まで順位を上げた

　J2リーグは4月26日に第11節の2試合が行われた。敵地でレノファ山口を下したFC今治は3位に浮上。カターレ富山を下した徳島ヴォルティスも11位から8位まで順位を一気に上げた。

　今季のJ2は開幕11試合で10勝1分とスタートダッシュを決めたジェフユナイテッド千葉が一歩抜け出して首位を走り、J3から昇格してきたRB大宮アルディージャがそれを追う格好だ。

　アウェーに乗り込んでの一戦を迎えた今治は前半に先制を許すも、後半30分に途中出場のMF横山夢樹のゴールで追いつくと、終了間際にMFヴィニシウス・ディニスが決勝点を挙げて山口に逆転勝利。勝ち点を「20」に伸ばし、ベガルタ仙台をかわして3位へ順位を上げた。

　徳島はFWルーカス・バルセロスのゴールで奪ったリードを守って富山を撃破。勝ち点「16」で11位から8位まで一気に浮上した。

　下位ではV・ファーレン長崎との乱打戦を4-3で制したいわきFCが今季2勝目。勝ち点を「9」として最下位から脱出した。今治に敗れた山口は勝ち点「8」で19位に。愛媛FCは仙台とのドローで勝ち点1を手にするも、いわきと入れ替わる形で最下位に沈んだ。

　J2は全20チームが11試合を消化。プレーオフ圏内にいる5位サガン鳥栖から降格圏一歩手前の17位ブラウブリッツ秋田まで勝ち点5差の中で13チームがひしめくなど混戦模様は継続。ファンからは「魔境じゃなくて魔界」「J2おもしろすぎ」「昇格候補が苦しんでますな」といったコメントが寄せられていた。