欧州日本人の独走弾「電光石火の速さ」 チーム敗戦も現地トップ評価「勇敢なドリブル」

ボルシアMG板倉がドルトムント戦で独走弾
ドイツ1部ボルシアMGは現地時間4月20日にブンデスリーガ第30節でドルトムントと対戦。2-3で敗れたが、先発した日本代表DF板倉滉がドリブル独走から今季3得点目となる先制点をマークした。現地メディアではチームトップ評価で、「勇敢なドリブル」と絶賛されていた。
試合の均衡を破るスーパーゴールだった。前半24分、センターサークル内でパスを受けた板倉はスペースをついてドリブルを開始。中央突破で1人、2人とDFを抜き去ると、ワンツーパスで抜け出してボックス内へ。最後は右足のシュートでフィニッシュを決めた。2試合ぶりの得点で、今季3得点目となった。
チームは前半のうちに逆転を許し、最終スコアは2-3で敗れる結果となったが、ゴールを決めた板倉は現地メディア「Gladbach LIVE」の採点でチーム単独トップの「1.5」(ドイツでは1が最高、6が最低)と高評価に。攻守にわたる貢献が絶賛されていた。
「ミスター・リライアブル(信頼)は試合開始からいつも通りの安定した印象を与えた。前半はほとんどすべてを守りきった。先制ゴールの場面では強さを見せた。勇敢なドリブルでドルトムントの守備陣を抜き去り、ワンツーの後には電光石火の速さでペナルティーエリア内に入り、冷静かつ正確なシュートでGKコーベルを破った」
板倉はこの日対戦したドルトムントを含むドイツ国内のビッグクラブからの関心が伝えられるなど今夏の去就が注目されている。安定した守備に加えて攻撃面でもクオリティーの高さを示す働きぶりで、またも強烈なインパクトを残していた。
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