ロナウドを上回るペースでゴール量産

　この試合の2ゴール目で今季得点数を10ゴールの大台に乗せたモラタだが、起用法としてはFWカリム・ベンゼマの控えという立場。出場時間が約500分も少ないなかで、ベンゼマの9ゴールを抜き、ロナウドの19得点に次ぐチーム得点ランク2位に浮上した。

　また同紙は、レアルで90分以上プレーしている選手のなかでは、1分当たりの得点率が最も高いと指摘。実際にロナウドは出場時間2010分で19ゴールと約105分で1得点だが、モラタは966分間の出場で11ゴールと約96分に1点を奪っている。

　モラタはスペイン代表では、最前線の点取り屋として地位を確立している。それだけに、レアルFW陣“第4の男”で終わるつもりは毛頭ない。彼のような計算できるストライカーをどのように使っていくのか。宿敵バルセロナとの白熱するリーガ優勝争いとCL連覇に向けた戦いが激しさを増すなかで、ジダン監督にとってモラタは頼れる切り札であることは間違いない。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images