岡崎が“提言” FK失敗続く本田からキッカーを変更するべき?

チームの成長を訴える岡崎「現状維持で満足したら、絶対に足元をすくわれる」

「うまく守られて、フィジカルはもちろん自分たちよりも強い相手はけっこういるんで。イラクとか、イランとか、オーストラリアとかは、もちろん自分たちよりフィジカルが強いと思うし。そういう相手にどれだけ自分たちがバリエーションとか、南米じゃないけどだましたりとか、ずるがしこさとか、そういうプレーが必要になってくる。そういう部分はやっぱり、やりながら磨いていかないといけない」

 ペナルティエリア付近で攻撃陣がファウルを受ける。本田がボールをセットし、当たり前のように左足を振り抜く。こういう状況が毎度のことなら、GKの技術が高い世界相手には通用しないケースも出てくるという。

「個人的にも成長だし、チームの成熟度というのは、大会を通して成長していくしかないと僕は思う。親善試合は、個人のアピールの方が強い。チームを作っていく上で、やっぱり大会で強くなっていくのが絶対に不可欠というか。

 例えば、大会で接戦を戦ったチームは優勝したりするし、そういう意味では今後も接戦になりかねない試合はいっぱいあると思うんで、そういう試合を自分たちがどういう気持ちで戦うかは大事になってくる。そういう試合を経験したことによって、成長して、優勝にたどり着くのかなと思うし。現状維持で満足したまま毎試合やっていたら、絶対に足元をすくわれるんで。そういう意味では、自分も成長し続けたい」

 昨年のブラジルワールドカップで実力差をまざまざと見せつけられた日本代表は、世界と戦うためにチームとして大きな成長が必要であることは明白となった。本田委任の状況だったFKキッカーの変更も、選手の意識改革の大きな方策となるかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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