香川が9カ月ぶりハリルJ弾に歓喜の咆哮! 「上手くフェイントを入れられた」と美技に手応え

華麗な先制点でチームに勢いをもたらし、4-0快勝を導く

 日本代表MF香川真司(ドルトムント)は、28日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の本拠地タイ戦にトップ下として先発出場し、キレのある動きから貴重な先制ゴールを挙げる活躍で、4-0の快勝に大きく貢献した。

 ハリルジャパンで背番号10を背負う28歳は、4-2-3-1システムのトップ下として先発。23日のUAE戦ではバランサーとしての役割に徹したが、この日はゴール前で輝きを放った。

 前半8分、右サイドを抜け出したFW久保裕也(ヘント)がペナルティーエリア内へグラウンダーのクロスを供給。香川はワントラップからキックフェイントでタイミングを外すと、立ちふさがるDF2人の間を射抜く冷静なシュートでネットを揺らした。

「立ち上がり、先制点が大事だったのでしっかり取れて良かったです」と先制点の重要性を強調した香川。「上手くシュートフェイントを入れてゴールに流し込めたと思う」と自画自賛した一撃は、チームを勢いに乗せた。

 代表では昨年6月のブルガリア戦以来、約9カ月ぶりとなるゴールでその存在をアピールした。日本は香川の先制ゴールを皮切りに、FW岡崎慎司(レスター・シティ)の代表50得点目や、久保の2試合連続ゴールでリードを広げた。後半はPKのピンチを迎えるなど攻め込まれたが、負傷離脱のMF長谷部誠(フランクフルト)からキャプテンマークを引き継いだDF吉田麻也(サウサンプトン)がダメ押しゴールを決めるなど4-0で快勝。暫定とはいえ、今予選初となるグリープ首位に立っている。

 

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