レアルが恐れる「久保のケース」 南米の20歳超逸材”を「買い戻しに向け働きかけ」
レアル下部組織出身20歳ニコラス・パスの動向に熱視線と海外指摘
イタリア1部コモのMFニコラス・パスは先日のワールドカップ(W杯)南米予選でアルゼンチン代表デビューを飾った、今最も期待を集める超逸材の1人はスペイン1部レアル・マドリードを離れ、イタリアの地でブレイクのきっかけを掴んだ。しかし、“白い巨人”の愛称で知られるスペインの名門クラブは日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)やノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールの二の舞いを避けるべく、すでに買い戻しに向けて動き出しているという。
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現在20歳のパスはスペイン生まれで、下部組織時代からレアルでプレーしていたが、今夏にセスク・ファブレガス監督が率いるコモに完全移籍で加入し、レギュラーポジションを掴んだ。身長184cmと体格に恵まれ、テクニックにも優れた左利きの攻撃的MFとして活躍している。
1998年のフランスW杯にも出場した父パブロ氏と同じくアルゼンチン国籍を選択し、FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)がハットトリックを決めるなどアルゼンチンが6-0で快勝した10月15日のW杯予選ボリビア戦で代表デビューも飾った。
そんなパスについては、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は自身のX(旧ツイッター)で「レアル・マドリードは買い戻し条項を持つ彼の動向を追い続けている」と伝えていた。これを受け、スペインメディア「ドン・バロン」は「ウーデゴールや久保のケースを避けるため、レアル・マドリードはすでに買い戻しに向けて働きかけている」と報じている。
ウーデゴールや久保はレアルで出場機会を得られなかったが、出番を求めた先でそれぞれ不動の地位を確立した。レアルは彼らのような優れた才能を再び手放さないよう、コモでブレイクしたレフティーを再びクラブに呼び戻したいと考えているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)