アルゼンチンがメッシのPKでチリに1-0と勝利 南米選手権決勝のリベンジを果たし3位に浮上

エースが値千金の決勝弾 アルゼンチンが勝ち点1差の戦いを制す

 アルゼンチン代表は現地時間23日に、ロシア・ワールドカップ(W杯)南米予選でチリと対戦。エースFWメッシが決めた値千金のPKによってアルゼンチンが1-0と勝利し、貴重な勝ち点3を積み上げた。

 12節終了時点で勝ち点19の5位とW杯出場権獲得圏内ギリギリにいたアルゼンチンは、勝ち点差1で4位のチリ相手に勝利が求められる一戦で、前線にFWメッシ、イグアイン、アグエロ、ディ・マリアを一斉に並べる豪華布陣を採用した。一方のチリは、アーセナルのエースFWサンチェスが先発に名を連ね、虎視眈々と勝ち点確保を狙った。

 前半14分、アルゼンチンはマスチェラーノのパスに対して抜け出したディ・マリアが、フエンゼリダに倒されたとしてPKを獲得する。この重圧のかかるキッカーを務めたのはメッシ。かつてバルセロナで同僚だった相手GKブラーボの動きを読み切ると、ゴール右隅にシュートを流し込んで1-0と先制に成功。アルゼンチンが1点リードのまま前半を折り返した。

 後半に入るとチリが猛攻を見せる。同20分にはサンチェスが放った直接FKがクロスバーを直撃すると、そのセカンドボールをサンチェスが右サイドに展開。最後は途中出場のカスティージョがクロスに飛び込んだが、アルゼンチンGKロメロが必死のセーブを見せた。同28分にはサンチェスがペナルティーエリア内に入るかどうかの位置で倒され、再び直接FKのチャンスを得る。しかしこれも枠外に外れるなど、チリにとってはゴールが遠い展開となった。

 アルゼンチンはアグエロに代えてMFバネガを送り込むなど、重心を後ろに置いた試合運びによって無失点に切り抜けた。これで勝ち点を22に伸ばし、3位に浮上。昨年のコパ・アメリカ・センテナリオ決勝で苦杯を嘗めた相手へのリベンジ劇は、W杯出場権獲得に向けて大きな意味を持つ勝利となりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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