UAE戦完封劇にGK川島がドヤ顔で手応え 10カ月ぶりサプライズ先発に「集中力が必要だった」

前半20分に1対1のピンチでスーパーセーブ 相手キーマンのイエローカード誘発

 日本代表GK川島永嗣(メス)は現地時間23日のロシア・ワールドカップアジア最終予選の敵地UAE戦で、2016年6月3日のキリンカップ・ブルガリア戦以来、約10カ月ぶりのサプライズ先発を果たしたが、前半バヒド・ハリルホジッチ監督の抜擢に応えるスーパーセーブでチームの危機を救った。

「チームでも長い間プレーしていなかったので集中力が必要だった。冷静にコースに入れたと思うので、それがポイントになったと思う。本当に試合にチームでなかなか出れないなかでも応援してもらえるサポーターの声が力になっている。この結果を分かち合えて嬉しく思う」

 守護神は試合後に得意のドヤ顔で完封劇に手応えを示した。今季、仏1部メスは公式サイトで川島を第三GKとして獲得すると発表。異例の移籍を果たしたなか、出番は1月8日のカップ戦が唯一だった。だが、ハリルジャパンの正守護神だった浦和レッズGK西川周作がクラブで凡ミスを連発する現状で、ハリル監督はワールドカップも経験する川島の経験値に賭けた。

 前半20分に最大の見せ場を作った。DF森重真人からボールを奪ったMFアルハンマディのスルーパスにFWマフブードが抜け出す。川島は1対1のピンチを迎えたが、両足を広げ、股間を狙ったシュートを左足でブロックして完璧に阻んだ。同33分にはエリア内で相手の司令塔アブドゥルラフマンと接触。体を投げ出してブロックし、UAEのキーマンのイエローカードを誘発した。

 

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