欧州日本人は「効果的」 数的不利も…好セーブで無失点貢献に海外高評価「良く対応していた」

パルマの鈴木彩艶【写真:Getty Images】
パルマの鈴木彩艶【写真:Getty Images】

鈴木彩艶はボローニャ戦に出場し0-0のドロー

 イタリア・セリエAのパルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶は、10月6日のリーグ第7節の敵地ボローニャ戦にフル出場。チームが退場者を出したなか、ファインセーブを見せて0-0の引き分けで勝ち点1を獲得するのに貢献した。

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 前半はパルマがチャンスを作っていたが、ゴールには至らず。鈴木はピンチの場面でFWダン・ヌドイェの左足シュートをブロックするなど好セーブを見せた。そして、後半7分にパルマはDFウォヨ・クリバリが相手の足を踏みつけるタックルでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入の末に退場処分となってしまった。

 10人で苦しい戦いを強いられたパルマは、後半11分にゴール正面からFWサンティアゴ・カストロが放った強烈ミドルを鈴木がファインセーブ。ゴール右上に飛ぶボールを素晴らしい跳躍力を見せて弾き出した。その後もピンチはあったものの守り切り、敵地で10人の戦いを引き分けで乗り切った。

 イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、鈴木を「6.5点」と採点して「注意深く、コーナーを突いたカストロのシュートを効果的なセーブで防いだ」と、ビッグセーブの場面を取り上げた。

 また、サッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は鈴木を「6点」とし、「2度の好セーブがあり、カストロのシュートは際どかった。他では彼にとって良い試合で、ボローニャのクロスに良く対応していた」と評していた。

 苦しい試合展開を無失点で乗り切った鈴木は、この後は2026年北中米共催ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選に臨む日本代表へ合流。決戦の地、サウジアラビアへと向かう。

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