2.7億円で移籍…日本人の価値「すでに10倍以上」 海外称賛、バーゲン補強も「近年最も優れた才能」
セルティック「最高のバーゲン補強5選」に旗手怜央を選出
日本人選手も数多く所属しているスコットランド1部セルティックは、割安で選手を獲得して活躍させている。クラブ専門メディア「67HAIL HAIL」は「2016年以降、最高のバーゲン補強選手5選」の特集を組み、日本人選手では、日本代表MF旗手怜央がただ1人ランクインした。
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スコットランドでレンジャーズと並んで国内最大のクラブであるセルティックは、選手の補強に大金を費やせるクラブだ。一方で割安の選手を獲得して、活躍させることにも優れている。その最たる例はチームのレジェンドとなった元スウェーデン代表FWヘンリク・ラーションを、オランダ1部フェイエノールトから65万ポンド(約1億2500万円)で獲得した移籍だろう。
そんな補強上手なクラブのバーゲン選手が特集され、2012年のロンドン五輪でイギリス代表に名を連ねたMFスコット・シンクレア(移籍金350万ポンド=約6億7000万円)、スコットランド代表DFグレッグ・テイラー(移籍金220万ポンド=約4億2000万円)、旗手(140万ポンド=約2億7000万円)、デンマーク代表MFマット・オライリー(移籍金150万ポンド=約2億9000万円)、そして元イングランド代表GKジョー・ハート(移籍金100万ポンド=約1億9000万円)の5人が選出された。
旗手については、「セルティックで注目を集めている旗手怜央を外すわけにはいかない。彼はこの選出の中心であり、中盤で見せる彼の魔法に説明の必要はない。ポステコグルー監督の最初のシーズン半ばで加入した彼は、わずか140万ポンドで加入して、今の市場価格はすでに10倍以上になっているだろう。もうすぐセルティックで100試合出場を果たすことになる旗手は、これまで94試合に出場して18得点20アシストを記録。技術的に彼は近年で最も優れた才能を有す1人であり、サイドの選手が活躍するための酸素を送り出せる。これほどリスクを回避しない選手は稀で、ほとんどの人が試そうともしないことを喜んで成功させる」と、伝えている。
なお、今回の選出にはレンタル移籍でチームに加入した選手を除外するという決まりがあり、横浜F・マリノスから当初はレンタル移籍で加入した日本代表FW前田大然は、これを理由に外れたと説明されている。
その一方で、セルティックのレジェンドであるケニー・ダルグリッシュ氏が「千年に一度の掘り出し物」と評した現セルティックのエースである古橋は、名前すらも挙がらなかったが、これは古橋の移籍金が400万ポンド(約7億6500万円)と今回の最高値であるシンクレアの350万ポンドよりも高いことが理由のようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)