元J監督に白羽の矢? 指揮官の電撃退任で揺れる豪州…続々と挙がる“後任候補”を現地報道

オーストラリア代表監督を退任したグラハム・アーノルド氏【写真:Getty Images】
オーストラリア代表監督を退任したグラハム・アーノルド氏【写真:Getty Images】

オーストラリアがアーノルド監督の退任を発表

 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で日本代表と同組のオーストラリア代表は9月20日、2018年からチームを率いていたグラハム・アーノルド監督の退任を発表した。オーストラリア紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」は後任について、W杯での実績が豊富なエルヴェ・ルナール氏や現役時代にサンフレッチェ広島でプレーした経験を持つトニー・ポポヴィッチ監督(メルボルン・ビクトリー)らを候補として挙げている。

 オーストラリアは2006年ドイツ大会から直近のカタール大会まで5大会連続でW杯に出場中。カタール大会では日本と同じくベスト16へ進出した。

 6大会連続7度目の本大会出場を目指すなかで、アジア最終予選では日本と同じC組を戦っているが、初戦でバーレーンに敗れると、続くインドネシアとの第2戦も0-0の引き分けと苦戦を強いられていた。10月にはホームで中国、アウェーで日本との対戦を控えるこのタイミングで、アーノルド監督の電撃退任が決まった。

 レポートによれば、すでに後任探しが始まっているなかで、元横浜F・マリノスのケヴィン・マスカット監督(上海海港足球倶楽部)は有力候補の一人だったが、すでに候補から外れたという。クラブとの契約を最近延長したばかりで、代表監督就任を考えてはいないとされている。

 そしてマスカット監督以外の候補としては、コートジボワールやモロッコ、サウジアラビアなど代表チームでの指揮経験豊富なルナール氏、トッテナムでアンジェ・ポステコグルー監督のアシスタントコーチを務めるニック・モンゴメリー氏、J1広島でプレー経験があり、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズを率いてアジア・チャンピオンズリーグ優勝経験のあるポポビッチ監督、そして06年ドイツW杯の日本戦で得点を決めたことでも知られる元オーストラリア代表MFのジョン・アロイージ監督(ウェスタン・ユナイテッド)の名前が挙がっていた。

 今回の最終予選で森保ジャパンの最大のライバルと目されていたオーストラリア。低迷するチームを立て直すために招聘されるのは一体誰になるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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