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CLは「全く別物」 日本人24歳DF、初体験の最高峰舞台に本音「クオリティーが違いすぎる」
ディナモ・ザグレブの荻原拓也がバイエルン戦でCLデビュー
クロアチア1部ディナモ・ザグレブのDF荻原拓也は、現地時間9月17日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第1節でドイツ名門バイエルン・ミュンヘンからゴールを奪った。試合後にクラブ公式チャンネルで、CLの舞台について「全くの別物。クオリティーが違いすぎる」と話した。
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現在24歳の荻原は浦和レッズの下部組織出身で、2018年に日本代表DF橋岡大樹とともにトップ昇格。公式戦デビュー戦で2ゴールを決めるスタートを切ったが、さらなる出場機会を求め期限付き移籍。昨季に浦和へ復帰すると左サイドバックでプレーを重ね、年末にはクラブ・ワールドカップ(W杯)でもプレー。今年1月に浦和からディナモ・ザグレブへ1年間の期限付き移籍をしている。
その荻原は1-3で迎えた後半3分、自陣深い位置でのビルドアップでボールをはたくと、そのまま前方のスペースへ一気に進出。味方が中盤でボールをつなぐ間もゴール方向へ走り続けると、元クロアチア代表MFヨシプ・ミシッチのスルーパスを受けた荻原は元ドイツ代表GKスベン・ウルライヒの股を抜く左足シュートでゴールネットを揺らした。CLデビュー戦で自身大会初ゴールになった。
しかし、ディナモ・ザグレブは最終的にイングランド代表FWハリー・ケインにハットトリックを許すなど2-9の大敗に終わった。クラブ公式チャンネルでのインタビューを受けた荻原は、「想像以上の大敗だったけれども、個人として1つ1つの勝負、デュエルにしっかりこだわって戦うことができた。その中でしっかり2点目を決められたのはポジティブなことだと思う」とコメントした。
また、CLの舞台と国内リーグの違いについては「全くの別物。クオリティーが違いすぎる」と正直な思いを話した。
インタビューの締めくくりには通訳を介さずクロアチア語での挨拶をしていた荻原だが、ダイナミックな動きで攻撃に関わる良さを発揮した一方で、欧州最高峰の厳しさも味わうCLデビュー戦になったようだ。