古巣復帰のF・トーレスがRマドリード戦で先発 宿敵撃破に「色々なことに幸せを感じている」

「チームとして素晴らしい仕事をした」

 

「レアルを倒したことはいい気持ちだ。世界最高のチームの1つを破ることはいつも気持ちがいい。我々に多くの可能性をもたらしてくれたけれど、サンチャゴ・ベルナベウで2-0リードで乗り込むことは何ら決定的なことではない。長い90分になるだろう」

 昨季、国内リーグ戦を制したものの、欧州チャンピオンリーグファイナルで敗れた不倶戴天のライバルを撃破。その勝利の美酒に酔いしれながらも、まだ敵地第2戦を控えているために表情を引き締めた。

「チームとして素晴らしい仕事をした。ほとんど試合を支配した。90分間我々が凌駕した。明確なチャンスを与えなかったし、こちらはチャンスで決めることができた。それで試合運びに余裕ができた」

 熱戦をこう振り返ったトーレス。ゴールはなかったが、レアル相手の先発デビュー戦でいきなり完勝に貢献した。かつてエルニーニョ(神の子)と恐れられながらも、ロンドン、ミラノで暗い日々を過ごした男はマドリードの地で復活への大きな一歩を踏みしめた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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