レアル115年の歴史に輝く「スーパーゴール15選」 歴代スターの華麗な一撃をスペイン紙が選出

現指揮官の「魔法のボレー」は今も語り草に

 ラウールやグティら生え抜きとともに、“白い巨人”に集った各国スーパースターの芸術的なプレーも見逃せない。

 1990年代に金髪をたなびかせてプレーしたMFフェルナンド・レドンドが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でマンチェスター・ユナイテッド相手にバックヒールを使ったドリブルでラウールに得点をお膳立てしたプレー、MFクラレンス・セードルフがマドリードダービーで決めた「ミサイル」のようなミドル、DFロベルト・カルロスのアーリークロスに対してMFスティーブ・マクマナマンが決めた「カラテキッド・スタイル」の右足ボレーなどだ。

 そのなかでも特に今でも語り草なのは、現在チームの指揮を執るジネディーヌ・ジダン監督が、2001-02シーズンのCL決勝レバークーゼン戦で決めたスーパーゴールだ。ロベルト・カルロスが挙げたクロスは相手マーカーのチェックもあって、空中に大きく浮き上がるものとなった。しかしペナルティーエリア左に入り込んだジダンは、この難しいボールを左足で見事にジャストミートすると、鮮やかな弾道を描いてゴール左隅に突き刺さった。

 レアルに通算9度目のCL制覇をもたらすことになったジダンの一撃について、同紙は「魔法のボレー。ジダンのボレーはその美しさ、重要度によってレアル・マドリードのファンにとって永遠に刻み込まれている」と大絶賛している。

 

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