岡崎前哨戦で一発 プレミア移籍に好調アピール

オセアニア王者からダメ押し弾

 日本代表は4日、オーストラリア・サウスウェールズ州セスノック市で行われたオークランド・シティとの練習試合で2―0の勝利を飾った。FW岡崎慎司(マインツ)は、後半44分にゴールを決める活躍でチームの勝利に貢献した。
「クロスを増やせ!」
 ハビエル・アギーレ監督の要求を見事仕上げたのは背番号「9」だった。試合終了直前に途中出場の清武弘嗣のクロスを右足で押し込んで追加点を決めた。今季ブンデスリーガ8得点の貪欲なストライカーはこう語った。
「とりあえずは一発目の試合だったんで、良いところも悪いところも出たのかなと思います」
 気温30度を超える真夏のオーストラリアでフル出場を果たした。8日後に控えたアジアカップ初戦パレスチナ戦に向けたシミュレーションとしては格好の舞台だった。
「想像以上にきつかった。その中でもうまくプレッシャーを掛けられた部分もあった。相手がDFラインを下げてくれたからカウンターを免れた部分もあった。それでも一発二発のカウンターも受けた。反省点はあるし、うまくいった部分もある」
 岡崎は守備面でもスイッチ役として、前線から相手のボール保持者にアタックを掛け続けた。ウェストハムやウェストブロムウィッチが獲得に乗り出す岡崎は、2015年の目標にステップアップを掲げている。オセアニア王者にトドメを刺す充実ぶりは、目標と語るプレミア移籍実現に追い風となりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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